僕は全盲で車いす。
僕は大学4年生になる春に病気で倒れ
そのことが原因で全盲で車いすになった。
そんなことから僕には
社会人として働いた経験が一度もない。
ただ、学生の頃にバイトの経験はある。
全盲で車いすの僕だけれど
若かったこともあり働きたくて
僕は障がい者雇用の集団面接に
参加したこともあった。
そこで僕は2社、面接を受けた。
1社目は、作業内容から考えても全盲だと
出来る仕事がないと言われた。
2社目での面接で言われたことが僕には辛かった。
「あ〜障がいがどちらか一つだったらねぇ〜。仕事はあったんだけど」
悪気がないのはわかってる。
それでも辛かった。
僕自身、障がいが全盲か肢体不自由の
どちらかだったらとずっと思っていたからだ。
全盲だけなら、白杖を使って移動できる。
肢体不自由だけなら、車いすを漕いで
自分で移動できる。
人の手を借りることが全盲で車いすより
少ないのも事実だ。
僕は家に帰ってからも、ネットをあさりまくって
僕でも働けるところはないか探した。
でもやっぱりなかった・・・。
そして、いつしか働くことを諦めた。
そんな僕が今、あらためて働きたいと思っている。
もちろんどこかの会社に就職することは
今でもなかなか難しいことだというのはわかる。
それなら、僕にしか出来ない仕事をみつけたい。
そう思いながら
僕にしか出来ない仕事って何〜
と日々模索し続ける僕なのでした