最初からペット飼育可に規約改正した築30年のマンション | 廣田信子のブログ

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マンションコミュニティ研究会、MSC㈱代表廣田信子より
日々のマンション生活やお仕事に、また人生にちょっとプラスになるストーリーをお届けしています。
一人ひとりが自分らしく活躍しながら、力を合わせることで豊かに暮らす、新しいコミュニティ型社会を目指して・・・

こんにちは! 廣田信子です。

 

築30年のある大型マンションでは、設立総会の時に、

区分所有者からペット飼育を可にする提案がなされ、

 

規約改正をしてペット飼育可とした経緯があります。

まだペット不可としていることが多い時代です。

 

最初からペット可にしたことが

30年たって大きな影響となって現れています。

 

30年たてば、子供たちは独立していきます。

夫婦2人暮らし、一人暮らしの高齢者世帯で

ペット飼育が進んでいます。

 

アンケート調査を実施したところ、

多くの居住者がこのマンションの魅力として

ペット飼育可をあげているのです。

 

それが魅力でこのマンションに引っ越したという方もいます。

役員の方もその多さにびっくりしていました。

 

改めて見ると、このマンションでは、

高齢者もお互いに仲良くしている様子がうかがえます。

 

高齢者間の付き合いに

ペットの存在が大きいことがわかります。

 

堂々と庭でペットの散歩をしながら

ペット談義ができるのです。

 

子供が大きくなって引っ越すと、

なかなか知り合いができませんが、

ペットを通じてつながりができるのです。

 

ペットがどうしても嫌な方は、

どこかに引っ越されていると思いますし、

 

新しく入居される方は

ペットが飼えるマンションであることを

プラスにとらえているのです。

 

これから高齢者の一人暮らしも増えます。

なかなか途中から規約を改正して

ペット可にするのは難しいかもしれませんが、

 

高齢化が進む中で

ペットと暮らす喜びも捨てがたいと思います。

 

内緒で飼っているのでは心がはれません。

この年代のマンションで当たり前のものとして

ペットが扱われることが大きく影響するのです。

 

ペット不可のルールを守ることが

重要だと思っている方には、叱られそうですが、

 

そのルールは今の時代も必要なのか…です。

ペットの存在が高齢者の活性化につながることも

考えてほしいと思います。

 

自分がペットより先に逝ったらどうしようと

心配される高齢者の方もいますが、

 

今は遺言書にペットの引きとり先を

記入しておくこともできます。

 

最近売り出しのマンションの多くはペット可です。

 

ずっとペット不可だとそんなものかと思って

暮らしているかもしれませんが、

 

ペットも家族の一員だと思えると、

少し世界が変わりそうです。

 

 

 

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