こんにちは! 廣田信子です。
能登半島地震では、
輪島市の倒壊ビルが映像に映し出される度に
胸が締め付けられる気がします。
たぶん、旧旧耐震基準のビルで、
基礎からはがれるように倒れています。
元旦だったのでビルには人がいなかったのかもしれませんが、
その隣にあった民家の住人が犠牲になったと言います。
その状況で、
地震調査研究推進本部2021.3公開
「全国地震予想地図2020年版」では、
能登半島は地震リスクが小さいとされていたことに
ショックを受けました。
石川県は、2020年から30年間に
震度6弱以上の揺れが起きる確率は「0.1%~3%未満」とされ、
企業誘致のPRに利用されていたと言います。
16年の熊本地震、18年の北海道地震でも
同様に予測地図を企業PRに使い、
地震後にHPから削除していたと言います。
国は、「予測地図は確率の高低は示しているが、
低い地域に『安全宣言』を出しているわけではない」といい、
「全国どこでも地震が起きる可能性があることも
同時に伝えている」と言います。
でも、予測地図で、確率で色分けしているのですから、
低確率地域が安全だと取るのは無理ないことです。
現在の地震学では正確な発生予測は不可能です。
そんな中、多額の税金を投入し、
国が大地震の発生確率を予測しているのです。
政府の地震調査研究推進本部では
現在、全国の144の主要活断層や、
6地域の海溝型地震について「長期評価」を出しています。
その地震の規模と
「〇年以内に〇%」といった発生確率を予測するもので、
マグニチュード8~9クラスの南海トラフ地震が
今後30年以内に起こる確率は70~80%という数字が有名です。
しかし、1978年以後、
日本で発生した地震とハザードマップと比較したところ、
阪神・淡路、東日本、熊本、能登など多くの震災が、
危険が低いとされる地域で起こっていることがわかります。
ほんとに「なぜだ」といつも思います。
でも、予想ができないことではあっても、
だれもが準備をすることには意味があります。
自分の住んでいる地域で大地震があること想定し、
できる準備をしておくことだと思います。
そう割り切ることで、少し元気が出ました。
旧旧耐震基準の危ない建物やマンションはまだまだ見かけます。
それをどうするのかという問題を考えていくことは
不可欠だと改めて思いました。
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