管理規約も長期修繕計画もオープンに! | 廣田信子のブログ

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マンションコミュニティ研究会、MSC㈱代表廣田信子より
日々のマンション生活やお仕事に、また人生にちょっとプラスになるストーリーをお届けしています。
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こんにちは! 廣田信子です。

 

管理計画認定制度の認定マンションは

400件を超えました。

 

各自治体のホームページで公開されていますが、

これを見た人から、

これじゃ、今後30年の間に修繕積立金の値上げが前提なのか、

このままの金額で行けるのか分からない…との声が。

 

そんな中、滋賀県大津市は、

ホームページの「管理計画認定マンション一覧」に

「ファーストタワー大津MARY」を掲載しました。

 

そこでは、戸数や建築年数に加え、

管理規約や長期修繕計画をそのまま掲載して

公開しているのです。

 

それを知ってすぐ検索しました。

 

こういった情報を公開しているマンションは

初めてだと思います。

 

30年の長期修繕計画で、均等積立方式で、

1平方メートル当たり243円。

 

規約はすべて公開で、専有部分の面積も記載されています。

 

長期修繕計画をみれば、

このマンションが今後30年修繕積立金の値上げなしで

計画していることが一目瞭然で分かります。

 

これを見て、本来はこうあるべきだと思いました。

 

大事な情報だということを認識して、

管理組合の了解を得て公開したという

大津市の姿勢に脱帽です。

 

管理組合はこういった情報をどうしても出したがりません。

修繕積立金の額が分かると、

悪い業者にみんな持っていかれてしまうなんていう話は

今でも聞きます。

 

全部公開することを総会で決議できたことがすごいのです。

 

本当はきちんと公開した方がいいはずの情報です。

 

この話を、今のままでは内容が分からないと

言われた人にすると、

 

自信があるマンションだからできたのだろうけど、

反対する者がいるはずだから難しいと言います。

 

今後、各自治体も管理組合が了解すれば、

管理規約や長期修計画をオープンにすることが

できればと思います。

 

それによって、

どのような仕組みで管理を行っているかが明確になり、

安心して購入できるマンションであることを示せます。

 

 

実は、滋賀県野洲市に、

たいへんな管理不全マンションがあることが有名ですが、

 

私はその見学に行ったときに、お隣の大津市にも行きました。

写真を見て、

あのときの大津市のタワーマンションだと分かりました。

 

管理不全マンションを見た直後だったので、

同じマンションと言っていいのかと、

その差に驚いたことを覚えています。

 

野洲市のことも関係があったのではと勝手に感じ

大津市の意気込みを応援したいです。

 

 

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