【7日目】
パリのドゴール空港を飛び立った飛行機は、乗り継ぎ時間が1時間しかない「ドーハ空港に30分遅れて着きました。
お母さんは車椅子移動スタッフが用意した車椅子に迎えられ、空港ターミナルに入ると、今度は電動のカートに乗り換えます。カートは空港ターミナル内をプップとクラクションを鳴らしながらスゴイ速さで歩行者を追い越して進みました。
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そんな訳でお母さんと二人は、羽田行きの出発時刻前に飛行機に乗り込めましたが、他の皆さんは手荷物検査もあり、空港内を速足で歩いても、定刻に間に合うはずはありません。結局、飛行機が飛び立ったのは定刻から15分遅れでした。でも、羽田空港への到着に殆ど遅れはなかったようです。
羽田空港で解散したツアーですが、到着時間が23時頃でしたから、羽田空港近くの平和島温泉での宿泊も、カタール航空利用のこのツアーのセットになっていました。宿泊希望者はこの施設の送迎バスに乗って平和島温泉に行きました。今回のツアーに一人で参加していた増本さんというオバちゃんも平和島温泉に宿泊したので、お母さんも同伴してもらってゆっくり温泉に入れたようです。その後は、テレビ付きの完全に平らになるリクライニング椅子で寝ました。温泉が気持ちよかったので、そこそこよく眠れた感じです。
 【8日目】
朝食を食べながらテレビを見ていると、54年ぶりに11月の降雪というニュース報道ばかりでした。JR中央線は高尾から先で運転見合わせと表示されていましたが、JR中央線は大したことないのにすぐ運休するサボリ癖のある路線です。9時50分の大森行きの無料バスに乗り込みました。大森駅からJRで新宿まで行き、新宿から甲府まで高速バスに乗ります。富士五湖は積雪22センチと言っていましたが、甲府行きバスは20分ほど遅れただけでした。甲府から塩崎まで電車、そこからは役場に置いておいた車で帰ります。3時半に家に着きました。
【総括】
11月は観光シーズンではありませんが、郊外の紅葉と街路樹の多いパリ市内の落葉風景を体験できて、視覚的に楽しいフランスの旅でした。しかしながら、パリに行きながら最も美しい夜景の写真が一枚もないというのはかなり発狂したくなるような事態です。コンコルド広場の観覧車の最上部から見えた夕陽に照らされたモンマルトルの丘の美しさ。シャンゼリゼ通りの様々な屋台風景やパフォーマンスの様子。凱旋門の上から見た放射状道路の夜景と、エッフェル塔の美しすぎる夜景。これらが1枚も写真に残せなかったのです!!! それこそ「ギャ~~~~~~」と叫びながら頓死してしまいそうです。
これを書きながら、お母さんにこのことを話すと、「もう1回、行ってもいいよ」という感じです。また行きましょうか。カルチェ・ラタン周辺やオペラ座周辺やオルセール美術館など、今回、時間不足で行けなかった所がいくつもあるのですから。
 
■ 旅の費用 ■
ツアー代金    219,480 (HIS)
旅行保険       4,790 (損保ジャパン日本興和)
国内交通費      8,640 (家~羽田間の往復)
ルーブル入場券    3,680 (インターネットで事前購入)
小遣い(国内・仏) 36,118 (1=115円で換算)
合計       272,708 〈一人分は約13万6千円でした〉
今年7月に行ったイタリア旅行費用も、ほぼ同額です。
 
お母さんの年金3か月分で、2回の海外旅行に行けました。
 
金子裕子がウチに来ていた8年間に、お母さんは 800万円も裕子に年金を盗られてしまいました。そのお金を旅行に使っていたら、お母さんは30回も、このような海外体験ができたのです。今後は、貢一がお母さんを何度も旅行に連れて行きましょう。
 
 
    ※ この旅の前に読んだフランス関連本の読書記録
<了>