お母さんは、2016年11月17日~24日まで、フランス旅行に行ってきました。

 

【1日目】
飛行機の出発は、17日の深夜23:40分なのですが、家を出たのは午後3時頃です。甲府から高速バスで新宿に行き、新しくできたバスタ新宿付近を散策してから、羽田空港に向かいました。
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集合時間より1時間ほど早く着いたので、出発ロビー階にあったセブン・イレブンで、おにぎりを買ってベンチに座って食べながら、隣にいた方と旅に関するいろんな話をして時間をつぶしていました。
今回の旅は、添乗員付きのツアーでしたから、チェックインの後に、再び集合場所へ集まることになっていたのに、うっかり忘れて出発ゲートを出てしまい、そのまま展望台を経て搭乗口へ行ってしまいました。でも、どおってことありません。同じ飛行機に乗ることはハッキリしているのですから。

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飛行機は定刻通りに飛び立ちました。ここで日付は変わります。
【2日目】
今回の飛行機はカタール航空です。中東にあるカタールという国の首都ドーハで乗換えて、パリのシャルル・ドゴール空港へ向かいます。
機内では、新聞社の特派員として3年間フランスに滞在した方が著した本を読んでいました。なかなか面白い内容でした。羽田からドーハまで12時間、ドーハからパリまで6時間ほどの飛行です。
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ドーハまでは2回の食事、パリまでは1回の食事と1回の軽食です。最後の軽食は、味が分らないほど満腹でしが、さもしさついでに食べてしまいました。
機内食で出てくるプラスチックのスプーンを頂いてくるのは、旅のコツです。ホテルでヨーグルトなど何かしらを食べる時に使えるからです。もう一つの必需品、折畳みの果物ナイフは、預け荷物の中に入れてあります。機内持ち込み荷物に入れてはいけません。没収された上にテロリスト容疑者のリストに載ってしまいます。

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乗換のドーハでは、車椅子のサービスがありませんでした。HIS甲府支店で申し込んだ時、車椅子サービスを申し込んでおいたのに、このテイタラクです。HIS社内の連絡ミスですからどうしようもありません。乗り換え時間は1時間でしたが、動く歩道でも半分ほど無理して歩いてもらって、ぎりぎり間に合いました。
パリのシャルル・ドゴール空港では、車椅子サービス・スタッフの若いお兄ちゃんが待機してくれていました。いかにもフランスらしい良い香りのするラウンジを通り抜け、預け荷物が出てくるターンテーブルまで僅か10分ほどで着きました。車椅子旅行者は持込み荷物検査での待ち時間はありませんし、エスカレータではなくエレベーター移動ですから、同じツアーの参加者の皆さんより15分ほど早く、機内預け荷物が出てくるターンテーブルの場所に着いていました。預け車椅子もM字型ターンテーブルの中央に置かれていたので、誰より先に空港を出る準備はできていました。

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車椅子サービス・スタッフのフランス人のお兄ちゃんに「スモール・プレゼント」と言いながら、ダイソーで買っておいた“日の丸の扇子”と“緑茶のキットカット”と“300円程入ったお年玉袋”を渡しました。チップだけよりこの方がいいだろうと思い、このようなセットを用意しておいたのです。
全員が揃ったところで、バスに乗り込みましたが、ドゴール空港は円形の建物なので、うっかり集団から離れてしまうと、自分が何処にいるのか分からなくなってしまいます。斜めに上下階を繋いでいる中心部を交差するエスカレータに乗ったら、余計迷子になってしまうかもしれません。
ドゴール空港は、重量感のある鉄筋コンクリートが多用されていましたから、完成は40年以上前なのでしょう。パリ市内の道路インフラについても同様です。ちょうど、東京オリンピックの頃にできた首都高速道路のようなコンクリート主体の構造物がかなりありました。35年ほど前にもパリに来てドゴール空港から出国しているのですが、当時は真新しい近代的なインフラ都市に来たと感じていたのだと思います。(下の写真は35年前のもの)
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送迎バスに乗る時、お母さんは車椅子なので、同行ツアーの皆さんはバスの前の席を空けておいてくれました。最初だけでなく、ツアー中いつもこのように気を使ってくれました。
31名のツアー客を乗せたバスは、14時頃、空港を出発しパリに向かいました。今夜宿泊するホテルは、空港の敷地に隣接する場所にあるのですが、パリ市内を車窓観光して、3時間ほどして再びここに帰って来ることになっています。
この旅に出る前、インターネットでパリの天気予報を見ていたら、1週間、曇りか雨ばかりの予報でしたが、幸い、この日は飛行機が着いた午後から急に晴れたそうです。結局のところ、3日目の午後は曇りで、4日目の午後から5日目の午前中にかけて小雨程度だっただけで、後はほぼ晴れていました。ラッキーでした。
パリに向かうA3という道路を走っている最中、現地の日本人添乗員さんが、旅行中の注意事項やフランスの事情等をアレコレ話してくれました。そうこうするうちに、1時間ほどでパリ市内に到着しました。
ノートルダム寺院のあるシテ島付近からセーヌ川の南側沿いを西に向かって走り、オベリスクが建ちゴンドラも立っていたコンコルド広場からは、シャンゼリゼ通りを走って凱旋門に向かい、ここから南下してエッフェル塔へ向かいました。
ここで下車して、15分程各自記念写真撮影時間がありました。車窓観光したエリアは、3日後に再び自分の脚で回る予定なので、特に念入りに写真を撮る必要はありません。
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パリ市内の車窓観光をしたこの時、一番好印象だったのは、パリ市内には街路樹がたくさんあったことです。しかも落葉の季節だったので、「パリの散歩道を歩くには、最適のシーズンだなぁ」と思って見ていました。O・ヘンリーの小説にある「最後の一葉」を描いている画家さんに出会えそうな季節だったのです。
全員がバスに乗り込むと、1時間ほど走って、空港の敷地に隣接するIBIS StylesParis Roissyというホテルに戻りました。ホテルにレストランはありましたが、格安ツアーを利用する日本人ツアー客の皆さんは、誰もこのような高価なレストランを使っておらず開店休業状態でした。みな、近くにいくつかあるスーパーへ買い出しに行ったようです。
散歩がてら、ホテルから徒歩10分ほどの所にあった CASINOというスーパーで、パン、ヨーグルト、チーズ、飲み物など、26€(3000円)程の食品を買い込んできました。これで、今夜の夕食分と明日明後日2日間の車内昼食分はバッチリです。
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夕食と入浴を終えたフランス時間の夜の8時は、日本との時差は8時間なので、体内時計的には深夜4時です。すぐに眠れました。
 
 
(その2) へ続く