【クリーチャーズ 異次元からの侵略者】
原題: JOHN DIES AT THE END
監督: ドン・コスカレリ、 アメリカ/2012年
ポスターや宣伝レビューを信じるな!!
おそらく多くの人が・・・
この 直球で陳腐な邦題 によって
華麗にスルーしてしまうだろう本作だが、
いやいやどうして、なかなかの珍作である。
今回、私は見終わってから・・
なんとそのまま 二度見 してしまったΣ(;゚д゚)
謎のドラッグ 「ソース」 によって、
この世ならざる存在を知覚できるようになった彼ら。
次々に巻き込まれる非現実的な展開。
”奴ら” はどこから来るのか?
世界の運命や如何にっっ

監督があのカルト的名作 『ファンタズム』 の
ドン・コスカレリ という事に後で気付いたがー。
あれも異世界ものだったな、当時は大好きな作品だったんだよね。
今回、TUTAYAディスカスで何気なくレビューを見ていて、
この 【クリーチャーズ】 は高評価が多かったので選んでみました。
いや、 正解 でしたね。
わたし的にはツボにはまって楽しめた作品です。
なにせ・・・・

冷蔵庫からうぞうぞ、ぴょんぴょんと飛び出してきた食材が合体!!
だまし絵のような食品怪人の出来上がりっ。
「猫目小僧」や「リ・アニメーター」の内臓アクションを髣髴とさせる陳腐さが見事!!
どーーーん

序盤からこれだよ、肉だよ、魚だよ、ソーセージだよ、全員集合!!
頭はチキン、胴はばら肉ブロック、手はソーセージ・・・。
しかも中身をくりぬいたチキンには脳みそ(海外ではヤギ脳など食用とされる)が入る
妙に細かい演出とか・・・シュールさ全開に一気に引き込まれた。
脳みそがあるから? ちゃんと喋るんです・・この怪人。
怪人 「そんな事では俺に勝てないぞ。うははははは、マルコーニめっ!」
でも実は・・、主人公デイブ達を マルコーニ と間違えて出てきちゃったらしい。
(マルコーニ については後に触れます)
デイブ 「あ・・じゃ、マルコーニに連絡取るから、俺たちは見逃して。」
「プルルル・・・ っな? ほらコレ、スマホ。」
律儀に怪人にスマホを渡す・・・。
怪人、ソーセージ指の間にスマホを差し込んで (持って?)
チキン頭部にあてがう (いやそこ、鶏のモモなんだけど?)
はたしてどうなる?
ここから始まる ノンストップシュールリアリズム (# ゚Д゚)つ


左) 主人公・デイブ。 友人のドラッグ騒動に巻き込まれ超感覚を得た。ホットドッグで通話も出来るぞ。
中) デイブが思いを寄せる彼女の飼い犬・バーク・リー。 白戸家のお父さんばりの活躍をする。
右) 友人・ジョン。謎のドラッグでおかしく(?)なりデイブに助けを求める。
この作品を形容するのは実に難しい。
「スーパーナチュラル」+「盗まれた街」+「フリンジ」+「ブリーチ」+ etc・・・
一つ一つはどっかで見たことのあるネタだけども、そのミックスが上手い。
作者やスタッフが楽しみながら、悪ノリしながら作った感がにじみ出ている。
おそらくは編集でカットされたシーンも多いのだろうな。
邦題やポスターからは SFバトル ものっぽい印象を受けるが、
これは まったくのガセ である。
故意の錯覚を利用した日本の配給会社のマーケティングは止めて欲しい ものだな。
昔の劇場公開ならともかく、今ではネットですぐにレビュー出るから騙せないぞ?
ポスター左のヒゲのおっさんとか戦わねーし、ちょい役だし。
ディーン、サム、ボビー、と似せて・・
明らかに 『スーパーナチュラル』 とのミスリードを誘ってるだろ(# ゚Д゚)つ

なめくじモンスターも空飛ばないし。
この三人が揃って写るシーンなど無いぞ?
おっさんより 犬 を出せ・・・、世界を救うというのに・・・。
白戸家のお父さんのコメントぐらい取ってこいやぁ~~~っ


左) 物語の核心となる謎のドラッグ「ソース」。
字幕版だと「ソイソース」と言ってるんだけどね、醤油ではアレだったのかな。
これにより超感覚が引き起こされるが、それは副作用でしかなかったのだっ。
右) 「ソース」によってもう一つの現実に目覚めると、妙なものが襲ってくるようになった。
この異世界からの侵攻に対して、当初は クトゥルー神話 的な展開を予想していた・・。
っというのも、超感覚を誘うドラッグは 黄金の蜂蜜酒 を想起させたからだ。
また・・、 スーパーナチュラル の リヴァイアサン=ブラックオイル にも重ねて見てしまう。
こうした小道具の見せ方が実に面白く、時には笑えるのがいい。
あの作品に似てるな、この作品からチョイスしてるなという・・・
見つける楽しさ も提供していると言える。
観る側のマニアック度を計られている様だ。

左) テレビで派手なパフォーマンスを繰り広げるマルコーニ。
その胡散臭さ全開で演技がかった見かけが・・、実は本物の能力者ゆえのものだった。
右) 世界を救った後も彼らの能力が消えるわけではない。 日常はつねに・・。
ストーリー終盤で主人公を助ける人物、それが マルコーニ だ。
テレビで派手なCMをうつカルト宗教やら自称超能力者と思わしき人物。
なぜか空手着でポーズをとり、うやうやしく合掌しアピールする彼。
誰がどう見てもペテン師っぽい 似非マリック な訳だが・・・。
実は彼もまた超感覚に目覚め次元跳躍をも可能な 本物の能力者 だったのだ。
そう・・これ・「ブリーチ」の ドン・観音寺 とめっちゃかぶるわぁ~~。
マリック+ドン・観音寺 ってキャラだよね。
彼のエピソードとかもっと見たかったところだ。
おそらく原作の小説には詳しくあるんだろうけども、映画ではちょっち急な感じだった。
せっかくだからもう少し活躍して欲しかったものだな。

二人と一匹がもたらす未来とはいったい?
彼らは救世主となる道を選ぶのか、それとも?
どことなく「ミスト(ゲーム)」のシーンのような異世界だ。
元が David Wong の小説 『JOHN DIES AT THE END』 のようで、
海外のレビューをざっと見ると原作ファンにもそれなりに評価されている。
それだけに小説版も読んでみたかったところだが・・・。
残念ながら翻訳版は出てなかった。
いずれ時間と共に カルトムービー と呼ばれるであろう雰囲気の本作。
日本配給元の酷い詐欺宣伝によって埋もれてしまうのがとても惜しい。
SF、ホラー、クトゥルー、スパナチュ、異世界、そんなワードに興味をひかれるのなら、
まずは下のトレーラー映像でも見ていただこう。
左手にビール、右手にポテチを持ってシュールに楽しめると・・・
あなたの 超感覚がささやく のに気付いてもらえるに違いない。
■ クリーチャーズ オフィシャルトレイラー
<英語版> John Dies at the End Trailer
END
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