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なぜかヘソだし・・・ ってΣ⊂(゚Д゚ )
・・・・・・ヘソが無いやんっ!!
後ろの女もヘソ無いやないかーっ 何者やねん?
・・っというドラマです。
 
【カイル XY】
原題 : KYLE XY
2006年アメリカ、TVドラマシリーズ、


NHK 海外ドラマ・カイルXYページ
   http://www9.nhk.or.jp/kaigai/kyle/index.html
同 予告編ムービー
   http://www9.nhk.or.jp/kaigai/kyle/movie.html

タイトルは以前から聞いてはいたんだが、
特に見る気も無かった本作。
たまたまNHKの番組を見た後に点けっ放しになっていて
たまたま第一話を見てしまった・・・

・・・・ っが、これが面白かった !! 
ーーー
ワシントン州シアトル郊外のとある森で彼は目覚めた。
裸で記憶も無く、街をストリーキングでうろついている所を警察に保護される。
彼の不可思議な行動に手を焼いた収容所は心理カウンセラーであるニコールを呼び、
ここに置いておくのは無理と判断したニコールは治療のめどが立つまで自宅で保護する事にした。

かくして、「ジョン・ドウ(名無しの権兵衛)」(註1)だった彼には 「カイル」 と名が付き、
妻であるニコールと夫スティーブ、姉ローリーと弟ジョッシュと共に
トレバー家で赤子のように人間らしさを学んでいく。

一方、彼には 「へそ」 が無いとか、CTスキャンで異常な脳の活動がわかるとか、
言葉も話せないのに持つ高度な数学能力、独特な点描画法のリアルな絵。
彼を見張る黒い影や、ヒロインとの出会いとか、彼と同じく「へそ」の無い女性 ジェシーXX (註2) 登場とか、
彼が目覚めた森で発見される遺体、甦っていく記憶・・・・・・。
出生の秘密やそれをとりまく謎と陰謀が明らかになっていくのである。


註1 : 身元不明や氏名不詳の際に付ける。
日本で言うところの「名無しの権兵衛」「仮名・鈴木太郎」といったニュアンスの呼び名。
また、裁判などでプライバシー保護のため原告・被告をこう呼ぶ事もある。
女性だと ジェーン・ドウ(Jane Doe) となる。
註2 : タイトルの「XY」とは性染色体の男性を意味する、よって後の登場の女性は「XX」。
ーーー

まあ、海外ドラマの第一話ってのはたいていパイロット版なもので・・・。
衝撃的な謎の登場とその後に続く展開への期待は大きく刺激されるものだ。
いわば・・TV局側に向けてのプレぜーテンション用であって面白くない訳が無い。
それに乗せられてしまったんだよなあ ┐( ̄ヘ ̄)┌ ヤレヤレDASH!
とはいえ続きが気になるので、 ニコ動stagevu で一気に見ている所。

では、以下 ネタバレ有り 進行でまいります。
ーーーーー
$・・・この先生キノコるには。-カイル2

■ 未完である事が分かっている悲劇
えーー、実は・・・本国ではすでに放送打ち切りであると共に、制作中止 が決定されております。
アメリカ版で言うところの 第3シーズン23話 で視聴率わりーとの局の判断が下ったようなんですよね。
日本版ではDVD発売の関係で小出しの4シーズンに分けてますが、先が無いのは同じ事です。
今でもあちらでは再開を望むファンの声もあるものの、局は正式に 「んなこたー有り得ん」 とそっけない始末。
多くの伏線や謎は投げっぱなしジャーマンスープレックスで終わるラスト覚悟で
このシリーズは見なければならないのです。 ヽ(`Д´)ノウワァァァンドンッ

だからNHKもよく買い付けたなーっと思うのですよね。
日本の作品であれば、たとえ打ち切りでもちゃんと最終話らしいキリをつけてそれなりに仕上げる。
だけど、海外のドラマって打ち切りになるとホントーにぶっつり切れた未完成品で終わる。
そういえば・・ 『トゥルーコーリング』 も酷かったよなあ、続きが気になってモヤモヤしる。
そんな中途半端なものに金を出すのはどうなんだろうねえ・・しかも税金から。
しかして、それでも面白いと日本のプロデューサーが思った程だとも言えるのだ。

追記 : 後日、すっげー気になるのでネットで調べていたら、
日本版DVDのシーズン4には・・なんと未放送の10話分+エピローグ(未完の最終話って事か)が収録されるとの噂・・。
すでに10月6日あたりからレンタルも開始されているはずなので、棚に並ぶのを待つとしましょう(; ・`д・´) 
ーーー

■ 本編の見どころ
やはり序盤が一番だね。
すべてが謎で、そこから伏線が伸びていく過程がワクドキでイイビックリマーク
生まれたばかりの彼は何の記憶も無かった、日常生活の知識すら無い。
言葉も知らないし、 「食べる」「排泄する」 そして 「眠る」 という本能的行動すら、
一から理解して覚えなければならなかった。

その一方で、トレガー家の主人でソフトエンジニアであるスティーブンが
クラッシュしたHDDから画像データを取り出そうと四苦八苦しているのを見て、
モニタに流れる暗号化データをいとも簡単に復元して家族写真をサルベージしたり、
二階の屋根からひょいと飛び降りたり・・、常人離れした数学能力と運動能力を示すのだった。

このシーンを見ていて何かに似てると思ったのだが、あれだ・・・
諸星大二郎 の 『無面目』 と言う話。
古代中国にいた顔の無い神「無面目」、顔を書いて外界を知ると
そこで初めて「五感」や「食べる」「酔う」といった欲望に触れて我を失ってゆく。

人が本能的に知ってる行為でも、それを学習するとなればどれだけ複雑なものか。
このカイルが「人類」を学ぶ行為に 「人とは何者なのか」 という不安を感じつつも、
彼の成長に喜びを覚え、いつのまにか応援して一緒に成功を喜ぶのだ。
言葉もままならないゆえ、無言でニッコリと微笑み返すカイルが愛おしく思える。
ーーー

そして、外せないエピソードが  楽しい性教育 (゚∀゚ ) アヒャヒャグッド!
そう・・すべて覚えなきゃならんと言う事は男の生理、アレもなっ!?
隣家の少女アマンダ(↑画像真ん中)に恋心を抱き、初めて おっき した彼は激しく戸惑う。
トレバー家の父スティーブンと次男ジョッシュは男の仕組みを理解させるのに苦労し・・。
様々なアドバイスを与えるのであった。

彼らから 秘奥義『嫌なものを想像する』 を伝授されたカイルはそれ以来、
自らの嫌いなもの= グレープフルーツ で制御する術を学んだのだ。
これより・・・、視聴者はラヴシーンで「グレープフルーツ!!」と唱える事 ドンッΣ⊂(゚Д゚ )ビシッ

いやあーー、この話は学校で見せてもいいと思うな!!
素晴らしい性教育ドラマだビックリマーク
女性の思春期の話ってゆうのはたまにドラマでもあるけど、男の おっき 云々って無いよねー。
ダディが「・・それは自然な事なんだ。」とか説明するシーンは珍しいと思う。

同様に愛や友情についての、なかなか道徳的なシナリオもいくつかあって、
こういう人間模様を丁寧に(しつこく?)描くパターンは日本人的にはおっけーなんだけども
これ・・アメリカ人からしたら退屈だったんだろうねえ・・・だから視聴率落ちたんだ。
まあ、始まりからしてSFサスペンスと思いきや、いつの間にか青春愛憎劇になった不評もなあ・・・。
ーーー

そうそう、このドラマの注目すべき部分として挙げたい設定のひとつに
トレバー家って 無宗教 っぽいんだよね。
普通ならバリバリのキリスト教家族で、何をするにも聖書を引っ張り出すアメリカドラマがっ。
この辺りも日本人にしてみれば違和感無く見れた一因かな。

ただし、間違えてはならないのは
あちらさんは 「無宗教」って名の科学宗教 だからね。
多くの日本人が持つ宗教観とは違う根本で、 「神を信じない」 という宗教な訳だ。
我々のように八百万の神を受け入れるが故に、あらゆる宗教がゆるやかに混じり合う文化とは異質だ。
国教がある世界において、「無宗教」はそういう異教徒なのだと表現できる。

海外旅行に行ったらとりあえず 「ブッディスト(仏教徒)」 と言っておくのがいい。
無用な宗教トラブルを避ける意味でも無難だとモノの本にあった。
ちなみに 「シントー(神道)」 と言っても分からない空港職員も多く、
「え? お前日本人だろ? じゃあ仏教徒じゃないのか?? なにそれ・・」
・・っと余計な入国審査時間をとられるケースもあるらしい。
おっと・・・話が脱線した Σ(;゚д゚)あせる

えーっと、ストーリーにでてくるんだが、
トレバー家の旦那スティーブのお父さんは熱心なクリスチャン。
けれど仲が悪く、家族より神を選んだ父に反発し宗教を毛嫌いしている設定だ。
後にソフトエンジニアになるスティーブは科学を信じたんだ。
なので、アメリカ的には一部の視聴者の反発やクレームもあったのかもしれないな。

こういう 「科学と宗教」 って対立の構図 も社会的な問題なんだろうね、あちらは。
車を買えば交通安全祈願をし、針や包丁などの日用品を供養する日本人には理解しがたい。
日本で暮らしているとハイテクと神様は両立するんだよね。
最先端技術の研究所を建てるに地鎮祭やってようが何の違和感も無い。
うん・・・先日、NHKの 「トラッド・ジャパン」 で箸文化の紹介してたんだけど、
「・・道具は使っていると持ち主の魂がこもると多くの日本人は信じています。・・・」
そんなナレーションと共に箸供養のシーンが流れた折、ゲストの外人さんが
「理解できない」 ってとても不思議がってたのを思い出した。

っとまあ、言ってみればカイルは科学が生み出した新たな 『新人間』 であって、
一神教民族からすれば神を冒涜する存在と言えなくも無い。
深読みし過ぎかもしれないが、もしシーズン続行してたらそんなエピソードがあったに違いない。

このカイル成長時期の話が一番好きだなあ。
出生の秘密が明らかになると、彼・・ただの世間知らず好青年(超能力付き)になっちゃうから・・・。
ーーー
$・・・この先生キノコるには。-カイル6

■ たぶん日本人だから楽しめる部分も
なぜ視聴率低迷を招いたかと言うと、いくつかのポイントがあるのだけど、
まず・・最大の謎である出生の秘密は第1シーズンで見せちゃうんだ・・。
「彼はアダムの遺伝子を基に作られた人工クローンである」 っと。
だからヘソが無いし、バスタブ好きなのも培養ポッドに似ているからと判明する。
そうなると、いくら追加要素を展開したところで新鮮味が無くなってしまったプロット的欠陥。

さらに、本来なら彼が人間性を取り戻す過程にもっと時間をかけるべきなのに、
アメリカ人が好きな 家族モノホームコメディ や ティーンエイジ青春恋愛モノ にそれていった脚本ミス。
で、それが不評だとわかってから急にテコ入れした超能力要素が余計すぎた。
それまでリアルでも有り得るのではないかという微妙なラインで視聴者の感情移入もしやすかったのに、
一気にエスパーSFものになったのでそれまで付いていた客層が離れてしまったろう。

だがしかし、そういったミステイクな要素は確かに不評を買ってもしょうがない部分ではあるが、
思うに・・日本人からすればけっこう新鮮な面白さを見出せるのが不思議な魅力と言える。
いわゆる 「異文化に触れる」 とでも言うのだろうか・・
理想的アメリカ人家庭、助け合う夫婦、仲のいい姉弟、やたらセックス連呼の恋愛パート、友情、学校、
これらを最初から驚きをもって楽しめるのが日本人としてのアドバンテージである。
本国では退屈と評されたシナリオ展開も、我々からすればけっこうなエンターテイメントに成り得るんだな。

まー 例えるなら日本ドラマで普通に見られる「制服だらけの学校」「こたつ」「初詣」「コンビニ」、
こうした風俗が海外では驚きや興味を持って受け入れられるのと同じ事だと言えば分かりやすいだろうか。
アニメでもよくでるこれらのシーンを見て日本に関心を持ち、旅行に行ったらしたい事に挙げる人も少なくないのだ。
ーーー

■ 役者が魅力的なんだよね
$・・・この先生キノコるには。-カイル3さて、この作品の魅力は謎だけではない。
主演のカイル役、マット・ダラス(Matt Dallas) の笑顔力はすごいですビックリマーク
白人特有の眉毛を八の字にした泣きそうな笑顔、男でもこの表情にはニヨニヨ。
また、吹き替えだと残念なのが彼の低い声色、
モテまくりだろうなあ・・・・。

ヒロイン、アマンダ役の キルステン・プラウト(Kirsten Prout)
$・・・この先生キノコるには。-カイル4この子、めっちゃ可愛いです。
英語のニュアンスは分からないから、もしかしたらすっげー棒読みかもしれないけど、
この子に関しては可愛いから許すってもんですね。
カイルとほのかな恋愛を進めていく様は見ている方もドキドキしる。
ただ・・、ちょっち嫌な女の部分もあるんだよなあ、中盤ぐらいに。
この辺の価値観というか・・ティーンエイジの心の動きは日本人には理解できん。
まあ、作中では貞操を大事にする役どころなのでそこだけほっとする。
いや・・ 他がやたらセクロスセクロスとヤりまくりなのがどうかと思うが。

アンディ役の マグダ・アパノィッツ(Magda Apanowicz)
$・・・この先生キノコるには。-カイル5途中からの追加要素の彼女だが、けっこう他の役を食った感じ。
「癌でありつつも、明るくいようとする少女」と言う発端から
後にカイルの特殊能力で完治する事になる。
彼女もまた・・、最初のうちは将来が無いんだから今のうちにヤりたい、っと
トレガー家の弟の方に馬乗りになって迫る姿が出てくる・・・・。
いやあ現代アメリカでは、うん・・でも? 女の方が積極的なのね。

・・・・っとまあ、女性陣はかなり力の入ったキャスティングのようです。
唯一、トレガー家長女ローリー、 エイプリル・マトソン(April Matson) だけはブ○カワ系なのがかわいそす。
     END
ーーーーー

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