久しぶりの倉内正巳さんは、
金髪、ピアス、Tシャツ、白のジーンズで現れた。
ご本人曰く、「これが湘南の正装」なんだそうだ。
鎌倉生まれの鎌倉育ちの65歳。
どう見ても、その年齢に見えない。
最近、30歳年下の女性と縁が結ばれたことも
若さの大きな要因かもしれない。
西鎌倉で「フランス風創作菓子 レ・シュー」を営んできた。
「にしかまプリン」や「にしかまチーズ」などが人気の店だった。
ついでに買うのではなくわざわざ買いに行く。そんな目的地となる店だった。多くの人に惜しまれながら去年秋「レ・シュー」を閉めた。
28年の歴史にピリオドを打ち、隠居生活に入るのかと思いきや、。
新しいことを始めるようだ。
パテシェになる前に、フランス料理のシェフをしていたこともあった。
雪の下の実家を改築して、来年秋、そこにカジュアルレストランをオープンする計画だ。
新ブランド「トアン キャトル」。 3.14という意味だ。
円周率のように、縁がずっと繋がっていくようにとの思いから名付けた。ランチ営業だけのつもりだ、
同じ場所を午後からは『JBC kitchen』として、地域の井戸端会議場所にする。Jはじじい、Bばばあ、Cはチャイルド。高齢者も子どもも入り混じりながら、時を過ごせるコミュニティを目指す。
生まれ育った鎌倉の未来のため、御恩送りをしたいと考えている。
倉内正巳へのインタビューは、
「ナミの鎌倉ナビ」で、7月10日13:30~と21;00~放送予定。
(2018年11月)