村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

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すごい男は、すごいことを平然とやってのけてしまう。

さもすごいことをしてないような顔をして。

福島県南相馬市に、そのすごい男はいる。

昭和6年創業の「石川建設」の現社長、石川俊さんだ。

震災直後、津波で荒れた道路を速やかに整備して、

自衛隊などの車両が通れるようにした。   
以来、浜通りの復旧復興に関わってきた。

 

福島県は、自然のパワーを総動員し

2040年までに再生可能エネルギーで、県内に100%のエネルギーを供給することを目指している。

南相馬では、これより早く、

原発がなくても、電気が供給できることを証明したいと、

今年4月、南相馬市の海岸付近に「万葉の里風力発電所」をオープンさせた。日立グループなどと、「石川建設工業」など地元企業も出資して設立した。

完成した4基の風車は合計9400キロワットの電気を生み出し、

4500世帯分を供給する。

発電所の収益は、植樹や祭りの復興など地元にも還元した

さらに、太陽光パネルも建てられ、

津波で壊滅的被害を受けた一帯は、

いまや再生エネルギー発電基地の様相を呈している。

 

さらに、津波の被害を受けた農地に、

オーガニックコットンを植えて農地の再生を図る

合同会社 「SASKENERGY(サスケナジー)」を設立した。

社名は「Sustain(持続する)」と福島の方言「サスケねー(大丈夫、問題ない)」、「Energy(エネルギー)」を組み合わせた。

風力発電で、オーガニックコットンを織る。

 

こういう話は、なかなか東京に伝わってこない。

だから、文化放送、

11月11日の「日曜はがんばらない」で取り上げる。

 

(中央が石川俊さん)

 

 

 

 

        

           

 

           


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きょうは大阪まで日帰りをしてきた。

隆祥館書店の「作家と読者の集い200回突破記念を祝う会」の

司会を務めてきた。

会場には、作家、出版流通関係、顧客など100人が集まった。

平たく言えば、みんな店主の二村知子さんの応援団。

町の本屋さんの灯を消すまいと、

とにかく一生懸命頑張る知子さんを応援したくなるのだ。

 

隆祥館書店は、

昭和27年の創業以来、「町の文化の拠点」であり続けた。

創業者の二村善明さんは、「ただ売ればいいという商業主義の餌食にすることなく、出版を文化として支え、読者がそれを支える・・・書店は、その仲介者だと考えている」と言っている。

3年前に亡くなった父の遺志を、知子さんは、しっかり受け継いでいる。

自分が目利きした本を、今の世の中に必要な本を、置いている。

それだけでなく、作家を招きトークショーを開き、読者との橋渡しをしている。8年間で、その数206回。月2回平均のペースで開催してきた。

Amazonなどのネット販売に押され、町の本屋さんが消えていく中、

頑張っている。

 

今回の祝う会でも、知子さんは寝る間も惜しんで全力投球。

案内状の送付、出欠確認、会の段取り、パワーポイントの編集、

一手に引き受け、準備してきた。

シンクロの元日本代表として井村コーチの特訓を受けた「ど根性」が備わっている。

会の進行は、一任されたが、2時間の中で盛りだくさん。

出席した20人の作家全員にスピーチしてもらいたいという要望を

1分の制限時間を設け、時間になったら鐘を鳴らす方法で、こなした。

ほぼ2時間ジャストで宴はお開きとなったが、

書籍愛に満ちあふれた佳き時間となった。

 

思えば、いまから2年前の10月、隆祥館書店のレジスター前で、

高野登さんの奇跡の出会いを果たしたのだ。

同じテーブルに座りながら、高野さんと、その日に想いを馳せていた。

300回は、すぐやってきそうだ。

 

(ボクと高野さんのキューピット役を挟んで)

(会場のラブセントラル)

(会場は、中之島のリバーサイド。

対岸に見えるのは、大阪中央公会堂)

(開演前にリバーサイドで)

(発起人の一人、高野登さんの挨拶)

(一人娘の真弓さんは、母の名サポート役)


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きょうは、福島まで、日帰りで種まきに行ってきた。

前回から20日ほどの間に、すっかり秋のたたずまい。

刈り取りの終わった稲わらが干され、紅葉も進んでいる。

 

今回は、参加者は4人だったが、そのぶん、密度の濃い時間となった。

幹事役の羽生さんは、120%の準備をしてくれている。

1回目に撮影した集合写真を入れた案内状を出して呼び掛けてくれていた。行きたいのは山々だけど今回は行事と重なり、どうしても行けないという断りが返ってきたという。そうした中で、この日になって、野替さんが、お母さんを伴ってきてくれた。

このお母さんが、この日のキーパーソンになった。

 

自分の「大好き」をテーマに、それぞれ語ってもらった。

野替さんの母・黒田康さんは、81歳。

台湾に生まれ、数奇な人生を送ってきた。

彼女の大好きは「母」。

母からは、~してはいけないと言われたことはない。

かわりに「いつも乙女の心でいなさい」と言われたことは、母が亡くなって50年たったいまも忘れない。「乙女の心でいないと人が近づいてこない」と経験的に思っている。

乙女の心とは、素直でいることでもある。

あれこれ理屈で考えすぎないということでもある。

乙女の心で、この場にもすぐ溶け込み、存在感を示してくれた。

 

羽生拓希(ひらき)さんは、仕事が大好き。

かつて東京のハウスメーカーにいた頃は、ビニール建材に疑問を持ちながら仕事をしていた。この頃は仕事が好きになれなかった。

だが、杉の木を使った伝統工法と出会い、人を喜ばせる仕事に生き甲斐を感じ、仕事が好きと堂々と言えるようになった。

 

羽生さんが、仕事の話をしたせいか、野替さんから思わぬことばが出た。前回20個も自分のいいところをあげた野替さんだが、今回は心なしか元気がなかった。この10月から、自分がやりたかった仕事に転職をしたのだが、思い描いていたこととは勝手が違い、うまく溶け込めず困っているというのだ。

その野替さんが大好きなのは、きょう履いてきた靴。

その話をしはじめた瞬間、顔が輝き笑顔に変わった。

もともと靴が大好きで、神戸に出かけたとき買った靴。

だが、せっかくのアクセサリーがとれてしまい困っていたら、

神戸の靴職人が修理してくれ、ますますお気に入りの品になった。

お母さんに感想を求めると、「この子の話し方はぶっきらぼうでしょ」と手厳しい。「ぶっきらぼうと言わず、人の分け隔てなく話せると言ってあげてください」と恐れながら申し上げると、乙女のような恥じらいの表情を見せた。

 

橋本優子さんは、「一人で好きなことをしている時間」が大好き。

家族のために惜しみなく時間を使っている橋本さんだからこそ、一人の時間がいとおしいのだろう。いまは、ソーイングに夢中だとか。

 

「大好き」なことは、話し手も聞き手も笑顔にする。

「大好き」なことは、共感を呼ぶ。いやなことを忘れさせる。

「大好き」なことは、何より、乙女心を取り戻してくれる。 

 

(幹事の羽生さんが出した案内状)

(右側が、野替さんの母・黒田康さん。

左側が娘の野替淳子さん)

(大好きな靴を手にゴキゲンな野替さん)

(昼食をいただいた蕎麦処 無庵も紅葉が進んでいた)

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