高野登さんから「川越から越川さんところへ行くとは、いいアイデアでしょ」と茶目っ気たっぷりのお誘いがあった。
ゆえに、川越から一緒に電車旅を楽しんだのだ。
江戸しぐさの伝承者、越川禮子さんを敬し愛する男2人。
越川さんも、ことあるごとに、
ボクたち2人のことを話してくれているそうだ。
嬉しい三角関係なのだ。
伺う前に越川さんに電話したら、「ずいぶんご無沙汰ね。もう顔をわすれちゃったわ」と言い放ったあと、「声は忘れてないけどね」と、人の心をぎゅっと掴む術を心得ている。
2人とも、かなり久しぶりの再会。玄関で熱烈ハグ。
越川さんがハグする男性は、ボクたち2人だけとか。光栄だ。
久しぶりにお会いした越川さんは、若返っていた。
スペシャルケアを受けて、筋力も増してきたそうだ。
パーマをかけ髪型も変わっていた。
高らかな笑い声を聞いているだけで憂さを忘れる。
江戸しぐさについて熱く語る姿は、
ほんとに93歳なのと思ってしまう。
今月、アメリカにいる次男の威夫さんが帰国する。
去年、撮り貯めたインタビューの編集が終わり、
ドキュメント映画に仕上がったのを、越川家で鑑賞する予定だ。
越川さんが、どんな反応をするのか楽しみだ。
来年早々94歳になる越川さんは、まだまだ先を見据えている。












