NHK京都文化センターの「ことば磨き塾」。
たまたま京都にいた橋本恵子さんが参加してくれた。
「ことば」の力と可能性を多くの人に伝えたいと「ことのはスクエア」を立ち上げている。「ことばのプロ」だからできる、一期一会のライブ感あふれる学びと対話の場を届けている。
その名も「ことのはスクエア」。「ことば」が集まる「広場」。ことばを磨き合う場だ。かなりボクと考え方が近い。
彼女は、元静岡第一テレビのアナウンサー。
若き日、「ズームイン!!朝!」などの情報番組を担当していた。アナウンス業務だけでなく、局内で様々な職歴を積み、女性が働き続けるために必要なことを追求してきた。
在職中から、認定ワークライフバランスコンサルタント、国家資格キャリアコンサルタントなど、働き方に関する資格を取得。
50歳を機に退職し、研修講師として独立した。
朗読を、元NHKアナウンサーの山根基世さんに師事して学んだ。
趣味は年間100冊以上の読書と、福山雅治ライブ参戦だそうだ。
橋本さんが、長年続けていることがある。気になることば、気に入ったことばを書き留め、その中からさらにピックアップしたものを色とりどり形もまちまちの付箋に書いて、ノートに貼って、時々見返したり、人に話したりしている。ことば集めの達人だ。
ことばの引き出しが増えていけば、ことばが豊潤になる。
きょうも、彼女の引き出しから、ステキな言葉をいくつか教わった。
さだまさしさんの「思い出は進化する」という言葉を紹介し、意見を聞いてみた。
●今の自分が変われば、過去も変わる。思い出も、いまの自分に合わせて変わる。
●これまでがこれからを決めるのでなく、これからがこれまでを決める。(橋本さん紹介)
小川仁志さんの本から。「従う」について。
●信頼出来る人の言葉なら従う。耳順う。
●自分の心の声に従う。
●言われたとおりに従っていた時代もあるが、いまは自分の行動言動に従うようになった。人のせいにしなくなった。自分で責任を取る。
●従うの反対語は「疑う?」。健全に疑いたい。
「信じる」について。
●やるか、超やるかしかない。(橋本さん紹介)
自分を信じて、やってみなきゃわからない。
●「自分を信じて~をする」というより、「自分が好きなことをやる」のがいいと思う。いやなことを努力してやることもない。
●漲る自信より、滲み出る自信かな。
●神仏は信じる。
●信じるというより、「信頼する」の方がピンとくる。
「待つ」について。
●子育てで「待つ」ようにしてきた。
●待てば海路の日和あり。
●会話中、待ちすぎもよくないが、程よい「間」は大事。
橋本さん収集のことばのタネ