この人は、いつもゴキゲンだ。
見知らぬ人にも気さくに声をかける。
ゴキゲンは、すぐ感染する。特に彼のは感染力が強い。
無表情な人も、笑顔にしてしまう。
自らを「ゴキゲンソウルサーファー」と呼ぶ。
香取貴信さん。
講演で全国を飛び回りながら、行く先々の海に入る。
1971年、東京生まれ。
20万部のベストセラー『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった』の著者だ。
高校1年の時、東京ディズニーランドでアルバイトを始めた。
ヤンキー少年だった香取さんにとって、このアルバイトが運命的な出会いとなる。
ディズニーランドで数多くのアトラクションを担当し、優秀なキャストに贈られる「Spirit of 東京 DisneyLand」も受賞した。
驚異のリピート訪問を誇り、魅力に溢れるディズニーランド。
夢と魔法の国の裏側で「本当のサービス」を追求し実践するスタッフの絶え間ない努力があり、「仕事の意味」をわかりやすく伝えるリーダーがいる。
ディズニーランドには、サービスを超えたサービスがある。
感動を超えたサービスがある。
感動のサービスとは、上手にする事ではない、常に一生懸命だからこそ伝わる事がある 。
客の期待に応えるためには、お客様が望む感動を想像し、創造出来なければならない。その一歩は、きっと「誰にでも出来る当たり前のことを、誰にもマネ出来ないくらい徹底的にやること」から始まる。一生懸命だから誰かの役に立ち、どこかで誰かの「ありがとう」を生んでいる。
2004年に独立し、有限会社 香取感動マネジメントを設立。
企業、教育機関、行政、医療機関など、様々な業種を対象に講演およびセミナーを実施している。失敗体験なども交えた講演は大人気で、年間250本程度の依頼を受け、全国を飛び回っている。
映画「稲村ジェーン」を見て感動した。
ディズニーランドでアルバイトを始めた同じ頃だった。
映画を観たあと、初めて稲村ヶ崎に入った時はビビりまくって数本しか波に乗れなかったそうだ。
波乗りは人生と一緒。全く持って思い通りにならない。
乗ってる時間は、長くて30秒、1分も乗れたらアドレナリン出まくり。
1本30秒乗ったとして2時間入って20本乗るとするとトータル10分。
都内の自宅から海まで片道2時間、往復の4時間かかるが、波に乗ってる時間はわずか10分。
ある意味とても非効率なスポーツだ。しかも天候、風、波、全てが思い通りにならない。その中で10分を楽しむ。そして波乗りジャンキーになっていく…。
好きな言葉は 『Go for it‼️(行くしかねえだろ)』
ハワイアンがよく使う言葉。
サーフィンの中で自分の限界を超えた時、波がデカくてビビって板を引いたらいつまでも乗れねぇ。だから行くしかねぇだろって叫ぶ。これは陸の上でも同じで行かなきゃわかんないことだらけですもんね」
とゴキゲンな顔で語る。
香取貴信さんに、「ナミの鎌倉ナビ」の出演していただいた。
鎌倉FMで、7月3日13:30~、21:00~放送予定。