去年に続いて「そば大学」の進行役をつとめてきた。
今年の会場は尾道市のしまなみ交流館。
以前、NHKラジオ「鎌田實いのちの対話」で訪れたところだ。
このたびも、北海道から沖縄まで全国から350人が集まり、
2日間、蕎麦のウンチクに熱心に耳を傾けていた。
その中で、圧巻だったのは、アトラクションの「八岐大蛇」。
演じるのは、広島県安芸高田市の桑田天使神楽団のみなさん。
安芸高田市内には、22の神楽団が、その技を磨いている。
神楽舞では珍しく台詞のある演劇仕立て。
仕事を抱えながら週2回稽古をして伝統を受け継いでいる。
年間、全国で20公演しているそうだ。
大きな8頭の大蛇が、目を光らせ、火を噴きながら、
くねくねと舞台をところせましと暴れまくるさまは圧巻だ。
八岐大蛇のウンチクを少し。
須佐之男命が、出雲の国・斐の川にさしかかると、
娘を大蛇に食べられてしまうという老夫婦に出会う。
そこで須佐之男命は、老夫婦に毒酒を作らせ、それを呑んだ大蛇が酔ったところを退治し、稲田姫と結ばれたという物語。
この時、大蛇の尾から出た剣は、三種の神器と一つ、天の村雲の剣(草薙の剣)として、熱田神宮に祀られている。
圧巻の八岐大蛇の舞
須佐之男命と老夫婦
尾道での催しを切り盛りした篠原美文さん
千光寺山にも行ってきた。