池袋の自由学園明日館が、この日ばかりはノルウェー一色になった。
毎年5月17日、ノルウェーでは、1814年のこの日独立を宣言したことを祝うお祭りが行われる。民族衣装に身にまとい、朝からシャンパンで乾杯する。国の宝である子どもたちがパレードをする。
日本でも、この祭りにちなんだイベントが企画された。
名付けて「マイ祭」。
ノルウェー語で、五月を意味する「マイ」と、日本語の「祭」を繫げた。
自由学園明日館を会場に、ノルウェーサーモンなどのフードブース、ノルウェーブランドの物販、ノルウェーの魅力を語るトークイベント、ハルダンゲルバイオリンの演奏など、もりだくさん。
そのイベントの司会役を依頼された。ボクは、講堂でのスペシャルプログラムの進行役。
進行台本もないので、イキアタリバッチリでやるしかない。
公式祝賀会は、ノルウェー大使のクリスティン・イグルムさんの挨拶で始まった。アネッテさんとノルウェー談義。ハルダンゲルバイオリンの祝賀演奏。
ノルウェーを代表する作家イプセンの「人形の家」のダイジェスト公演。
それを受けて平等社会についてのリレートーク。
山瀬理桜さん、アネッテさんと、ノルウェー式幸せの先を目指すワークライフバランスについて、クロストーク。
ノルウェー原産の猫についてのディスカッション。
締めくくりは、ハルダンゲルバイオリンの演奏。
4時間、接着剤と柔軟剤の役割を担った。
ノルウェーの外交官たちが「日本語はわからなかったが、話し方がスムーズで、素晴らしい会話の流れを作り上げていた」と、ボクの司会の感想を漏らしていたとか。何より嬉しい。
マイ祭の仕掛け人 アネッテ山本ハンセンさん
自由学園明日館 左手が講堂
山瀬理桜さんによるハルダンゲルバイオリンの演奏
挨拶するノルウェー大使
堤未果さんサプライズ参加
サーモンサンド美味!