タマキニイメさん、鎌倉に現る | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

タマキニイメさんが、鎌倉に新たな拠点を作った。
「純粋な国産」を伝える場所だという。
その名は、「tamaki niime okurimon」。
okurimonとは、播州弁でいう、贈り物。
ずっとやりたかった、“純粋な国産”を贈り物にということを具現化した。

tamaki niime は、
日本の一大繊維産地・兵庫県西脇市に拠点を構え、
230年の歴史を持つ「播州織」から発想した
<世界に一つだけのモノづくり>を追求してきた。

tamaki niime では、
織・染・編み・縫製・洗い加工・販売・発信まで
すべてを一貫して行いながら、
10年前より原料となるコットン栽培の取り組みを始めた。
素材の探求とともに限りなく0%に近い
国産コットン栽培を全国に広げ、今年、
紡績機を導入したことで紡績工程の純化に成功。
「畑から世界を繋ぐ・純粋な国産のモノづくり」を確立した。

 

現代の日本人が身につけているモノが
日本製でない事に、ニイメさんは危機感をおぼえていた。
ファストファッション全盛期の時代に入り、
あらゆる産業が生産体制を海外へ移していった。
そして素材となるコットンの栽培はそれ以前に
日本から産業として完全になくなっていた。
一貫したモノづくりができないのは危険だと感じ、
tamaki niime では、素材となるコットン栽培に取り組みはじめた。
立ち上げた頃は、周辺の小さな畑からスタートしたが、
現在は全国の農家・団体の協力を得て、
取り組みの輪が大きくなってきた。
そして今年、tamaki niime が目指す
変態モノづくりが大きく動き出す。
きっかけは糸をつくる紡績の全ての工程が、自社で出来るようになり、
「畑から世界をつなぐ」ことが叶ったのだ。

4月1日、オープンの日、鎌倉FMの収録の日と重なった。

しかも場所は、放送局から徒歩5分もかからない同じ長谷の地。

前日まで来る予定のなかったニイメさんが急きょ来ることになり、

表敬訪問したら、ご本人と遭遇。

ムラカミの直感センサーが働き、ニイメさんを「拉致」して、

放送局に伴い、インタビューした。ぶっつけ本番の体当たり。

常に「新しいこと」を模索しているニイメさんだから、

聞いた瞬間に「そのこと」は遠い過去のことになる。

新衣を次々纏うニイメさんの話が面白くないわけがない。

放送日は、まだ決まっていない。(たぶん4月24日)。


純粋な国産と出逢えるのは、鎌倉のみ。
人を惹きつける街、鎌倉は、
そこに暮らす人たちが想いを込めて作りあげた唯一無二の空間。
そこに、tamaki niime のモノづくりが合わさり、
どんな化学反応が起こるのか楽しみだ。

 

tamaki niime okurimon
神奈川県鎌倉市坂ノ下9-17
星ノ夜⽉ノ下
TEL 0467-40-5600
営業時間 11:00~18:00 江ノ島電鉄 ⻑⾕駅から徒歩 30秒

 

 

前日、髪をピンクに染め、スラムダンクを意識した姿で現れた。

どこにいても目を引く。

ゲストの山之内淡さんも共感していた。

ボクの隣は、tamaki niime okurimon店長の

阿江美世子さん。西脇から鎌倉に移住。