自分の作った歌を、混声八部合唱で聞いた。
自分の曲なのに、心の染み入り、聞き入った。
「おはよう」っていえば こころのまどがひらく
「ありがとう」っていえば こころがニコニコする
「いただきます」っていえば こころがつながってく
「おかげさま」っていえば こころがおじぎする
「よかったね」っていえば こころがひとつになる
「だいすき」っていえば こころがウキウキする
「だいじょうぶ」っていえば こころがやわらかくなる
「おやすみ」っていえば こころがまあるくなる
「おやすみ」 「おやすみ」
この『嬉しいことばの歌』は、ことばの種まきおじさんの
ボクのテーマ曲のようなものだ。
NHKを辞めてすぐ、ふと浮かんできた言葉を、小原孝さんに見せたら、その1週間後くらいに「曲が出来ました」とご連絡いただいた。
まさにボクにとっての「嬉しいことばの歌」となった。
小原さんと樹原涼子さんが歌ってCDにまでしてくださった。
小原さんは、稀有のピアニストでもあるが、稀有の作曲家でもある。
その小原さんが生み出した曲を、東京ベルズの8人が歌うという催しに招かれた。この日歌われる小原作品の中に、ボクの曲もプログラムに入れていただいたのだ。
東京ベルズは、ファーストソプラノ、セカンドソプラノ、メゾソプラノ、アルト、ファーストテノール、セカンドテノール、バリトン、バスの8声が揃った混声で、様々なジャンルの歌を披露してきた。
リーダーの高牧康さんは、誤嚥防止の「のどピコ体操」の提唱者でもある。かつてラジオビタミンに出ていただいたご縁で、このたびもお声がけいただいた。
会場で、ショートインタビューも受けたが、ありがとうって言いながら、
心がニコニコした。