NHK時代のアナウンサー仲間と旧交を温めた。
ボクは、以前の職場の仲間と群れることはないので珍しいことだ。
おかしな物言いだが、「NHK風」を吹かせることがないから気楽なのだ。ここで公開出来ない「あんな話」や「こんな話」をして、時間を忘れて、実に愉快だった。
水谷彰宏さんは、サシノミしたとき、このブログで紹介した。
生粋の江戸下町っ子。祭囃子を聞くと血が騒ぎ、神輿を担ぐのが何より好き。
生家は上野の老舗履物店。桂文楽、桂三木助、内海好江、立川談志などに贔屓にされ、芸の世界ではちょっと知られた「長谷川」の長男として育った。寄席や歌舞伎座などの劇場には物心ついた時から通い、古典芸能に精通している。
古典芸能の知識を生かし地域貢献をしたいという夢を抱いている。
石井かおるさんは、水谷さんと入局同期。
ボクは、彼女の新人時代、名古屋局で一緒にいた。
よく仕事し、よく遊んだ。
彼女も還暦を迎えたというに、屈託のなさは昔のまんま。
どんなドジをしても憎めない得な性分だ。
定年になったあとも、
朗読指導や、ラジオ「文藝選評」などを担当している。
石井麻由子さんとは、NHK時代は直接の関わりはなかったが、facebookで繋がり、大人の寺子屋にも来てくれた。
彼女は、NHK退職後も、アナウンスの仕事も続けながら、英語のオンラインコーチをしている。
彼女が英語力をどうして習得したのかというと「NHKラジオ英会話」を、中学生の頃から今に至るまで繰り返し聞いてきたことなのだそうだ
中学2年の冬休みに沖縄の嘉手納基地にてホームステイを経験。学校の課外活動がきっかけで、海外のペンパルと英語で文通もを始めた。
帰国子女が3分の2を占める、国際基督教大学高等学校へ一般生として入学。
慶應義塾大学法学部政治学科に入学後、交換留学生として選出され、アメリカ・ミシガン州のウェスタンミシガン大学に8か月留学。
そして、NHKにアナウンサーとして入局。新潟放送局を経て東京アナウンス室へ。入局6年目、2000年のアメリカ大統領選で、民主党・共和党大会から大統領就任式に至る一連の取材を経験。
その他、クロアチアやスウェーデン、南米など、海外ロケを伴う番組のリポーターとして度々派遣された。
2011年、夫のシンガポール転勤により、NHKを退職した。
去年、英語コーチとして起業。英語が苦手で一歩が踏み出せない人たちに寄り添っている。
みんな自分の居場所でいきいきしている様子を聞き、嬉しくなった。
(左から水谷彰宏さん、石井麻由子さん、
ムラカミ、石井かおるさん)