インタビューをすることはあっても、されることは少ない。
このたびは、ニュージーランドと結んで、zoomでインタビューされた。
インタビュアーは荻野雅由さん。
ニュージーランド カンタベリー大学で日本語を教えている。
メールの文章を読んだり声音を聞いたりしていると、腰の低い、穏やかな人柄がしのばれる。
荻野さんは、「ことばにかかわる人」へのインタビューを試みている。
ボクが39人目。
内容は、自己紹介、アナウンサーになったきっかけ、幸福の四因子、共通の関心と声、、転機、傾聴、心の支え、幸せ、これから成し遂げたいこと といった項目で質問されたことに答える。
荻野さんは、ボクには、幸福の4因子がすべて揃っていると、持ち上げてくれる。それは「なんとかなる」「ありがとう」「やってみよう」「ありのまま」の4つだ。
行き当たりバッチリ主義なので、なんとかなると思っている。
有難うは、かなり意識して生きている。
やらずに後悔するよりやって後悔した方がいいと、とりあえずやってみるようにしている。
ラジオの仕事をするようになり、格好つけず、ありのままでいられるようになった。4因子があるから幸福なんだと嬉しくなった。
荻野さんの質問に、テキパキと答えていたが、「心の支えは何か」と質問されたとき、初めて逡巡した。即答出来なかった。
熟考した上で、まず、「心はヤワなものだし、折れるし、波立つし…支えはいらないかな。寄りかかっていても、支えはいつまでもあるわけでないし…。でも支えが必要ないとも思わない」
「自分の中のいろんな自分を支えにしたらいいんじゃないかな。情けない自分も、怒りっぽい自分も、面白い自分も、まるごと全部受け入れて…。可愛く愛おしい自分を支えにしたらいいと思う」
そう答えながら、こういう風に考えていた自分を発見した。
インタビューされることで、自分の知らない扉が開き、知らなかった自分に出会える。ぜひYouTubeで見てください。
Vol. 39 村上信夫さん 嬉しいことばの種まき ことばにかかわる人へのインタビュー企画『転機・支え・幸せ』 - YouTube