揚琴奏者の金亜軍さんが、日本に来て32周年になる。
その記念コンサートに客演してきた。
「32」というのは、本来30周年でやるつもりのコンサートを
コロナ禍で2年見送ったからだ。
金さんとは、ながーい付き合いだ。
2003年4月21日、当時ボクが担当していたNHKのラジオ番組に
出演してもらって以来の付き合いだ。
ボクに金さんを紹介してくれたのは、愛知県瀬戸市の石彫り作家の
川井信一さん。
奥ゆかしい川井さんが、ラジオで取り上げてほしいと売り込んでくるなんて稀有なことだ。川井さんは、金さんの揚琴にぞっこんだ。
「しなやかに激しく、そして切なく寄り添い人の心に染みわたる」と評している。
冒頭、川井さんのメッセージを代読した。
そのとき、「金亜軍さんの真友、村上信夫」と自己紹介した。
金さんと出会って20年。公私ともに、何でも言い合える仲だ。
このたびも、佳きステージにしようと互いに思うがあまり、
激論を戦わせた。なあなあにしない関係は悪くないと思う。
結果、いまの時代に伝えるべきメッセージが出せたと思う。
金さんは音で、ボクは声で、「平和」であることの重要性を伝えた。
「ボクと金さんも、ここにいるみなさんも考え方や思いはまちまちです。
でも、一つだけ共通した思いがあります…それは平和に対する思いです」
「平和」という言葉を聞いた瞬間、会場から拍手が沸き起こった。
金亜軍さんの30+2記念コンサートは、5月8日(日)、
名古屋でも行われる。
(金亜軍さん、青木弘武さん)
↓以下の写真は@Ogawa Naoko)
(長谷川義史さんの『ぼくが、ラーメンたべているとき」
「へいわってすてきだね」を朗読した)
(素晴らしいピアノテク 青木弘武さん)