人生100年時代だが、健康寿命の平均は男性72歳、女性75歳。
80歳を目前に寝たきりや要介護になる人は多い。
「80歳の壁」は高く厚いが、壁を超える最強の方法がある。
それは、嫌なことを我慢せず、好きなことだけすること。
「食べたいものを食べる」
「数値だけで診断下す医師の話をうのみにしない」
「血圧・血糖値は下げなくていい」
「ガンは切らなくていい」
「おむつを味方にする」
「ボケることは怖くない」
「選択肢はいくつもある。自分の考え以外にも正解はある」
一つ一つに納得の相槌を打ちながら読んだ。
いつもながら、精神科医、和田秀樹さんの本は読みやすい。
回りくどくない。言いたいことをズバッと書いてあるから小気味いい。
80歳からの人生は、70代とはまるで違う。
昨日まで出来ていたことが出来なくなるという事態に何度も遭遇する。
「ないない」を数えず「あるある」を大切にする。
老いを受け入れることが、「幸せな晩年」と「不幸せな晩年」の境目になる。高齢者でなく「幸齢者」になろう!
究極的な幸せは「楽しむ能力」。くだらないことに夢中になり、大笑いし、何でも楽しんでしまう。そんな人生をまっとうしよう!
要するに、
80の壁を乗り越えられるか否かは、自分の考え方一つなのだ。