遅まきながら、本田健さんの本を読んだ。
本田さんの名は、クラブハウスで知った。
ベストセラー『ユダヤ人大富豪の教え』など著書は累計200冊800万部を超えている。YouTubeの『本田健の人生相談』は、4700万ダウンロードを記録している。クラブハウスのフォロアーは、62万人を超えている。その名を知らなかったのが恥ずかしいくらいだ。
年末、書店で『不安な時代をどう生きるか』というタイトル本を見つけた。著者・本田健というブランド名に惹かれ購入し、一気読みした。
小さなウイルスが世界中を席巻し、不安を増幅させている。
人間関係、お金、仕事、健康…様々な観点から不安を解消させる術を
本田さんが提言する。
不安は、「自分を守るためのボディーガード」と位置付ける。
必要に応じて、ボディーガードと付き合うような感覚が持てれば、不安を感じることが少なくなる。
人類は不安があるからこそ進化してきた。不安を上手にテコにすれば、なかなか変われない自分を変えるきっかけになる。
そう考えると、不安が不安でなくなる。
どんなお金持ちも、不安が拭えない。
どんなにお金があっても、切りがない。
そこで、お金に対する考え方を提言する。
「お金が入ってきたら有難う。お金が出ていったら有難う」。
請求書にすら「有難う」。払えるお金があったのだから。
感謝とともに、ワクワクしながらお金を使う。
お金に感謝の心を持てば、「楽しいお金」が増幅していく。
仕事の不安を抱えている人も、本田さんの「ことばの魔法」にかかれば、不安は吹き飛ぶ。
●人生はうまくいくように出来ている
●強い向かい風は、次元上昇する最大のチャンス
●ピンチには、将来のチャンスが隠されている
●「ピンチは別の場所に道がある」というサイン
●明確なビジョンを持っていると、情熱の源泉に繋がりやすい
●誰にも「成功指定席」がある。自分の指定席を見つけたらいい。
●才能がない人は誰一人としていない。
才能は「心の地層」に埋まっている。
才能の埋蔵量を測ることが大事。
才能は紆余曲折を経て、出てくるようになっている。
●顧客から感謝されるビジネスとは、誰かの役にたつこと、
誰かに喜ばれること、自分が心から楽しめること。
●「有難う」を集めたビジネスが成功する。
小有難う→中有難う→大有難うと感謝の連鎖を広げていく。
●過去は、未来とは一切関係ない。
●すべて忘れて没頭出来ることを見つけるのが、不安解消の処方箋。
健康不安に関して、本田さんは、極めて単純明快。
「どうせ死ぬときは死ぬ」
死ぬことに心が定まると不安はなくなる。
そして、「生きたいように自由に生きている」ことが健康寿命を延ばすことになる。
そして、「未来の一点」を定め、直感に委ねる。
人生に変化を起こす秘訣は、「自分の未来に好奇心を持つ」ことだ。
それでも不安に苛まれたときは、
「これもまた過ぎていく」と何度か口にしてみるといい。
幸せな人生を送るには、現状を受け止める心の器の大きさと、
今の人生を変えていく勇気が必要だ。
自分の人生の主人公は、ほかならぬ自分自身。
時代に翻弄されず、自分に人生の主導権を取り戻そう。