探究番長と対談 | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

教育ジャーナリストの中曽根陽子さんは、人呼んで「探究番長」。

偏差値至上主義の教育に疑問を持ち、子どもたちの探求力向上について「探究」してきた。

その中曽根さんとオンライン対談をした。YouTubeにアーカイブがあるから見てほしい。

中曽根陽子の探究チャンネル VOI.11 ゲスト 村上信夫さん - YouTube

 

日本の学校教育は、明治以来の大改革が行われようとしている。

2022年度から高校では「古典探究」「地理探究」「日本史探究」など

「探究」のついた科目が新設される。

小中学校では、すでに「探究型学習」が取り入れられている。正解を暗記する勉強法から、自ら問いを立て、情報を集め、解決する能力を育む学習だ。ようやく「探究型教育」に舵を切ったのだ。

自分のやりたいことを見つけているため、親や教師は極力口出しをしないことだ。中曽根さんは、あえて「察しの悪い親になろう」という。子どもの先回りをして転ばぬ先の杖を用意する必要はないというのだ。「焦らない、決めつけない、コントロールしない」という3ケ条を肝に銘じる必要がある。

 

ボクも正解を求める必要はないと思う。

正解、不正解の二者択一を短絡的に導き出すのではなく、考えて考えて「別解」を編み出す方が大事だ。仮に別解が出なくても、考えた末の「わからない」「どちらともいえない」という答えもアリだと思う。

うのみ、無関心がいちばんよくない。考え尽くすことが「探究」なのだ。