タカ子さんの22個 | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

京都ことば磨き塾(22日)。

旧知のシンガーソングライターの伊藤タカ子さんにゲストスピーカーとしてお越しいただいた。

シャンソン歌手としてスタートしたが、その後、自分の人生観を歌にし始めた。独自の視点で京都を歌う「京都そこそこ」「言うたらあかんえ、ここだけのはなし」「送り火」…。社会風刺を込めた「詐欺師の男」「ああ年金」「オレは先生だ!」…。

「あげます元気!」と銘打ったコンサートを20年あまり続けてきた。さい帯血バンクの啓発活動、募金活動を積極的に行ってきた。ボクも何回か司会させていただいた。

塾生たちに代わる代わるインタビューしてもらったが、ボクも知らないタカ子さんが次々出てきた。

インタビューワークでの気づきも多々あった。

●相手の「スイッチが入った瞬間」を聞き逃さない。

●キーワードを聞き逃さない。

●相手の答えを繰り返すと、その先に進める。

●「で」「それで」も、その先を促す。

●相手を知ろうとするアプローチのとき、自分はさておく。

●「それで?」「それで?」は興味を掻き立てる。

●相手の答えに次の質問のヒントがある。

●「つかぬことをお伺いしますが…」 『つかみ』にいい。

●驚いたときは、いささかオーバーアクション。

●「相づち」のバリエーションを増やす。

 

そのあと、「今年のよかったニュース」を発表してもらった。

その中から、いくつか…

●京都に引っ越して、街歩きしながら文化に触れた。

●91歳の母が「すこぶる」元気でいてくれる。

●タクシーに乗ったら抽選に当たり、乗車代が無料になった。

●60代の自分にも「伸びしろ」を見つけられた。

●雑談力が身についた。

●怪我なく、事故なく、病気なく、無事過ごせた。

●やっと自分に有難うが言えるようになった。

●「お母さんならこうした」と思って娘が他人に親切をしてきた。

●すんなり履ける靴を超お得に買えた。

 

そして、伊藤さんにも発表してもらったら、ナント22個も!

その中からいくつか…

●新しい眼鏡が出来た。

●介助犬の支援に関われた。

●宝くじで10万円当たった。

●友だちが増えた。

●誕生日に花が届いた。

●病気の兄が元気になった。

●姪が剣道を始めた…

5年前、ガンになったからだろうか、さりげないことや何気ないこと、

兄や姪、自分以外のことも喜ぶことが出来るようになったようだ。