信州・上田に、また行けた。
信州ことば磨き塾のラストの日、参加していた藤田亜由美さんが、
育児に疲れたおかあさんを癒す絵本朗読会が開けたらいいですねと
声をかけてくれた。
その瞬間、上田で朗読活動している駒村則子さんの顔が浮かんだ。
彼女も、何度か、ことば磨き塾に来てくれたことがある。
そして、石森良三商店の蔵の中で朗読会が出来たら、なんとステキなことかと構想が膨らんだ。
終演後、「まさか実現するとは思わなかった」と、藤田さんは感激の面持ちで言ってくれたが、「すぐやる課」のムラカミは、やるのだ(笑)。
おかあさんのためと言ったものの、当日、集まった方に育児中のおかあさんは2人だけ。駒村さんにお子さんがいないことがわかり、さらに朗読はすれど、絵本を読んだことがないことも判明した。
でも、おかあさんから生まれたことは等しく同じであり、おかあさんの気持ちを想像することは誰でも出来る。
育児で片付けもままならない母親にエールを贈る「今日」という絵本は、現役の藤田さんに読んでもらうことにした。
駒村さんは、唯一持っていた絵本「おじいちゃんがおばけになったわけ」を朗読。孫に伝えたい一言のためおばけになって出てきたおじいちゃんのせつなくホロリとする物語を見事に読み切った。
そして、ボクが勧めた「ぼく、モグラ、キツネ、馬」。彼女にぴったりハマった。「ボクは小さくて白い」は、ボクと2人で朗読。
ボクは、「パチパチのほし」「いいから、いいから」「おかあさん、だいすきだよ」「ゆきの日」を読んだ。
1時間半、あっという間。
終演後「今度はいつやるんですか」と聞かれた。なによりの声。
上田はいいなぁ。また行きたい。
(駒村則子さん、藤田亜由美さん)