ペップトークって!? | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

東京ことば磨き塾(10日)。

ゲストに、日本ペップトーク普及協会代表理事の

岩崎由純(よしずみ)さんを迎えた。

なんというご縁か、

彼の62歳の誕生日に来ていただくという巡り合わせ。

超多忙な岩崎さん、なかなか日程が合わなくて、

ようやく決まったのが、誕生日という偶然。

 

その弁舌たるや、人を引き付けてやまない。

豊富な経験談、驚くべき記憶力にもとづいた

具体的な話が面白くないわけがない。

 

ペップトークとは、「ポジティブな言葉かけで、競技選手を激励するショートスピーチ」のこと。わかりやすく、短く、前向きなことばを使う。

「ペップ」には、元気、活力といった意味がある。

トークの組み立ての4要素は、「受容」「承認」「行動」「激励」。

例えばこうだ。

受容…「決勝戦を前に、緊張しているよな」

承認…「だが、これまで君たちはベストを尽くしてきた」

行動…「このチャンスを生かすのは、今しかない」

激励…「さあ、思う存分やってこい!必ず勝てる!」

スポーツ選手だけでなく、職場や家庭で実用可能なものだ。

 

この日の参加者に、コップ半分の水にペップトークしてもらった。

「よく、ここまで透明になったね」

「よく私のところに来てくれたねー」

「ここまで浄水されるまで、よく頑張ったね」

「景色を綺麗に映してくれてるね」

「多くの命を救ってくれて有難う」

なかなか見事なものだ。さぞかし、水も喜んだことだろう。

 

締めくくりに、岩崎さんから佳き言葉を教わった。

「良くなる。能くなる。善くなる」。
良いと思う事はすぐにやる。悪いと思った事はすぐに止める。
能くなる。能力や才能は可能な限り伸ばす。
善くなる。誰だって欠点や弱点もある。悪いことをしてしまうこともある。それは改善すれば良い。

 

(藤本エリさんも駆け付けてくれた)