70の声が近づいてきた。
そんな自分のためのような『70歳が老化の分かれ道』という本を見つけた。しかも、医療の常識とやらにズバリ切り込み、共感することの多い精神科医・和田秀樹さんの本。読まずばなるまいて。
●コレステロールの高い人ほど、うつ病になりにくい。
●血圧や血糖値も高めのほうが、頭がスッキリする。
日本は、血圧と血糖値を下げて、心血管障害を減らすアメリカの医療原則をそのまま運用している。
●旧来型の医療常識に縛られない。
長生きさせる医療と健康でいられる医療は違う。
●気持ちが若く、いろんなことを続けている人は、長い間若くいられる。
●前頭葉の機能と男性ホルモン活性化が重要だ。
男性ホルモンが多いと「人にやさしくなれる」
●肉を積極的に食べることでセロトニンの生成が促進され意欲低下を抑えられる。適度な日光浴でもセロトニンは作られる。睡眠ホルモンのメラトニンも補充され、よく眠れる。
●コレステロールは男性ホルモンの原料になる。
●前頭葉の老化防止には、「変化のある生活」をする。
●70代になったら、ダイエットはしない。メタボ対策などいらない。
食べたいものを食べて栄養とる。
過敏な食事制限はしない。我慢して長生きしたい?
●晩年の生活の質を保つには、
70代になったら手術はしないほうがいい。
●70代になったら、
長生き出来る確証のないクスリを律儀に飲む必要はない。
●介護を生き甲斐にしない。
●70代になったら、自分のことだけで生きるのではなく、周囲の人のために尽くす生き方に少しずつ変えていったほうがいい。
和田さんの考えの一部を列挙してみた。
旧来の考えにとらわれない大胆な意見もあるが、「しょぼくれた老人」の姿ではなく「年を重ねる」楽しみが見えてくる。