ことばと色 | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

ボクの好きな絵本『ことばのかたち』。

この本を読んでいると、

使うことばの色や形が見えたなら、

ことば使いも変わるはずと思う。

クラブハウスで、「ことばを色に例え、色をことばに例える」…そんなルームを開きたいと思っていた。

 

クラブハウスの「サスティナモーニング」で出会った鈴木香穂里さんを口説き落として、ようやく実現にこぎつけた。

鈴木さんは、商業施設等のインテリアコーディネートを中心に、パーソナルカラー診断や色彩講座を開催してきた。

スタイリングカウンセラーやスカーフ・ストールスタイリストとして「自分を楽しむ」レッスンも開催している。

「色は、自分の心とフィットしたとき、最高のパフォーマンスで応援してくれる」と鈴木さんは言う。ことばと色も一致したとき、最高のパフォーマンスを発揮してくれるような気がする。

 

『ことばのかたち』の中で、おおなり由子さんは、

「たのしいことばはタンバリン!」、「かなしいことばは冷たい水滴」と言っている。「たのしい…」は、黄色地に色とりどりの球体が描かれている。「かなしい…」は、ブルーの結晶体のようなものが描かれている。

絵の説明をしないで、鈴木さんに聞いてみた。

「たのしい…」は黄色。希望の色だという。

「かなしい…」は、無彩色かダークネイビーだと。

 

「だれかを守るためのウソ」…濃いピンク

「涙を笑い飛ばすことば」…ブルー

「だまっているということば」…肌色

武器ことばと、楽器ことばを比べて、色に例えてもらった。

「愛想がない」…濁ったグレイ

「沈着冷静だね」…深いブルー

「ありえない」…いろんな色が混ざった感じ

「思いもつかない」…白(受け入れ)

 

鈴木さんも「ことばの意味を考えて、自分の色の引き出しを開いて色に変換!色を扱う脳の場所が少し広がったかもしれない。とっても刺激的なひとときだった」と感想をブログに書いてくれた。口説いた甲斐があったというものだ。第二弾も近いうちに開きたい。