エレガントな終活 | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

吉元由美さんの本を、またまたご紹介。

60代を迎えた吉元さんも終活を考え始めたが、

エレガントという形容がつくと終活がおしゃれに感じる。

終活は、終わりを見定めた暗いことではなく、

この先にクライマックスがあることだという。

「最善の選択から最高の本音を選択する」

「人生を存分に味わう年代に入る」と言われるとワクワクしてくる。

立つ鳥跡を濁さず、後悔残さず、跡に喜び残す。

 

吉元さんから、いくつかの提案がある。

●思い込みと思い癖を手放そう

 残りの人生のいちばん若い自分を目指そう

●喪失感でもなく虚無感でもなく充実感を味わおう

●「好いたことをして暮らすべきなり」(葉隠・山本常朝)

 楽しいことしかしない。毎日いいことしか起こらない。

●容姿は神が決める。衣服は財力が決める。品性は意思が決める。

 品性を高めるには…

 人と比べない。人の良い面を見る。人の幸せを喜ぶ。

 愚痴を言わない。言い訳しない。常に自分の美意識に自覚する。

●心が穏やかであり続ける力は、孤独を知ることで培われる。

●自分の滑稽さを笑える人は、自分を客観視出来る。

 「にもかかわらず笑う」

●「~あるべき」「~らしく」という思い込みを外す。

 こだわりは、相手へのコントロール願望になる。自分をも縛る。

●「気にしない」「どうでもいい」は、こだわり除去の魔法の言葉。

●心配も不安も自分が生み出す。心配を手放し信頼する。

●未来を思い煩わない。今を生きる。

 生きるとは、新しい自分で死ぬまで生きること。

●「美しい瞳であるためには、他人の美点を探しなさい。

  美しい唇であるためには、美しい言葉を使いなさい」

 (アメリカの詩人 サム・レヴェンソン)