心は自由でいよう | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

最後に吉元由美さんが言い放った。

「締め付けが厳しい世の中だけど、心は自由でいよう。

誰にも心を明け渡してはならない」

万雷の拍手が起きた。 

「今のような時期だからこそ、必要な笑いと元気をいただきました」

と感想アンケートに書いた人がいた。

 

「Jupiter」「サマーキャンドル」の歌詞に込めた想いを聴きながら、

納得共感のトークライブとなった。

会場の参加者も、

由美さんが、紡ぐことばにうなづきながら、メモを取る人が多くいた。

これまでのライブではなかったことだ。

「ことばが失われることは、文化が失われ国力が弱ること」という

由美さんの意見に共感するから、ことばの一つ一つを丁寧に掬いとろうとしているのだろうか。

 

「ありのままで、ずっと愛されている」

「近すぎて見えない奇蹟がある」 

「自分の感じたことを深める」

「幸せを体感するには大袈裟に考える」

「映像が浮かぶことば選びをする」

「自分の内なる声に耳を傾けよう」

「もう一人の自分が答えを持っている」

「思考や言葉は現実化する」

「メロディの声を聴く。音楽の言葉を聴く」

「分かち合えなくても寄り添うことは出来る」

「宇宙に抱かれていることを体感したら、ひとりぼっちではない」

 

珠玉のことばの数々を聴いての感想。

「このところ自分のテーマになっているような言葉を、どんどん注いでいただき、『これでいいんだ』と天から後押ししてもらえたようです」

 

由美さんのおかげで、心が解き放たれたひとときだった。 

 

マスカーニの「アベマリア」を4小節だけ歌ってくださる。

歌う時の声が、本当の自分の声だそうだ。

客席にいた佐藤ひらりちゃんに「Jupiter」を無茶ぶり。

アカペラで少しだけ歌ってくれた。

由美さん曰く「胸の芯にじわりとくる。こんな歌を聴いたことがない。歌の持つ真髄の一端を見た気がした」