川越ことば磨き塾(10日)。
ここにも、クラブハウスで、ボクのことを知り来てくださった方がいた。
しかも群馬県の高崎市から。
飯島希さんは、この春から高校に進学する娘さんを伴い参加。
最初は、場違い感を漂わせていたが、しだいに溶け込み、
笑顔を見せるようになった。
開催前日の3月9日、サンキューの日にちなみ「言えなかった有難う」をテーマに話してもらった。
●娘が9歳のとき「おかあさん、私、生まれて来なかった方がよかったの?」と言われたことがある。母の私は自己肯定感が低く、自分を好きになれないまま、きついことばを娘に投げかけていた。それが娘に投影されての一言だったと思う。子どもは親育ての教師。私を選んで生まれてきてくれて有難う。
●バレエを習っているが、お菓子を食べても太らない体質。
この体質はお父さん譲り。お父さん有難う。
●中2の息子は、学校に行かず在宅スタディ。
彼が小2の時、答え(あわせ)という問題の(合わせ)という字がわからず、彼は答え(幸せ)とかき、送り仮名の「あわせ」の上に「し」を付け加えた。そんな彼と彼の答えに有難う。
●19歳のとき、二股をかけて私を振ったMくん。振ってくれて有難う。
長田弘さんの質問は、「何歳のときの自分が好きですか?」
なんと、全員が「いま」と答えた。
●何をやっても完璧に出来た12歳の時の自分と言いたいが、鼻もちならないところもあったので、やはり「いま」。
●後ろを向かない。「いま」。
●1年前よりバレエがうまくなってるから「いま」。
●過去は「いま」に繋がる材料。
●過去は恥ずかしいことばかりだから「いま」。
●接客しながら積み重ねてきたから「いま」。
●それぞれの季節を巡ってきての「いま」。
『のんちゃん雲に乗る」で知られる
児童文学作家、石井桃子さんのことばを教えてくれた人がいた。
子どもたちよ
子ども時代を しっかりと
楽しんでください。
おとなになってから
老人になってから
あなたを支えてくれるのは
子ども時代の「あなた」です。
子どもの気持ちをいつまでも忘れない「いま」でありたい。
(飯島さん母子)
(高崎から来てくれた安藤さん)