クラブハウスで、絵本作家・長谷川義史さんの『てんごくのおとうちゃん』を読んだら、号泣落涙感涙続出。
その長谷川さんの講演会があったので行ってきた。
原則オンライン講演なのだが、若干名だけリアル参加も出来る
と聞き、長谷川さんにお願いして、ドタ参加した。
長谷川さんは、丑年の年男。今月25日に還暦を迎える。
『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』でデビューしてから、ちょうど20年。以来、どれだけの絵本を世に送り出してきたことか。そのほとんどが、笑いと涙あり、ユーモアとペーソスに満ち溢れたものだ。文体も関西弁で書かれたものが多いが、 長谷川さんが
自作を関西弁で朗読すると、これがまたいい味わいなのだ。
肩の力が抜け、やんわりとした気持ちになる。
ボクも、よく人に何か依頼するとき関西弁を使っていた。
「これ、お願い出来ますか」と紋切り口調で言うより、
「あんたしかおらへんね。頼むわー」という方が、気持ちがこもる。
関西弁の持つ「婉曲表現」ニュアンスは、角が立たなくていい。
長谷川さんは、大きな筆を使って自分の気持ちを絵で表現することを、小学6年時の担任だった美術の大西先生に教わった影響で、中学生時代に「絵を描くことを生業にしよう」と決意した。
小学生時代に父を亡くしてから、母子家庭で育ってきたこともあって、美術大学への進学は叶わなかった。
美術関連の専門学校へ進学し、卒業後も、看板を製作する会社や複数のデザイン会社で働きながら、絵やデザインの基礎を学んだ。
2001年に、絵本作家としての活動を開始。
創作活動のかたわら、自作の絵本を朗読しながら即興で描画する「絵本ライブ」を日本各地で展開している。
この日も、7冊の絵本朗読をはじめ、模造紙を使ってのライブペインティング、ウクレレ演奏しながら歌の披露と、多彩ぶりを発揮した。
そして、最後に「きょうは、会場にボクの先輩で友達のアナウンサーの村上さんが来てくれてます」と、わざわざ紹介してくれた。
「友達の」と言ってもらえたことが、嬉しかった。
(会場は、大阪・吹田にあるクレヨンハウス)
(シャナナTV「縁たびゅう」から)