クラブハウスネタ連投。
「ことば湯」。ますます、いい湯加減になってきた。
きょうは、100人を超える大浴場になった。
なにげなく、松尾貴史さんが入浴された。
「同じあいづちを繰り返さない。いろんなあいづちを打つ」
「違うと思っても、おっしゃる通りと一回受け止める」
「最近は、ことばを壊してしまう人が多いが、壊したらそのままはいかがなものか。スクラップ&ビルドしないと」
なにげなく、北原照久さんも入浴された。
「小中オール1だったボクが、高校に入って60点取ったとき、沢辺先生が、やれば出来るじゃないか!と言ってくださった一言がボクを変えた。卒業の時は総代になれた。ことばの力はスゴイ!」
風呂場でいきなり、誰かと思えば、松尾さんや北原さんに出くわした感。でも、ここは風呂場なので、肩書き抜きの「素裸」で話せる場。
だから、みんな混浴しながら、語らいに耳をそばだてている印象だ。
質問も、いっぱい出た。
みんな「ことばの取扱い」に悩んでいるようだ。
静岡県伊東市で魚屋を営むマサシさんは、「早口を治すにはどうしたらいいか」と質問。「威勢の良さを大事にしながら、車の運転みたいのアクセルとブレーキを上手に使いながらスピードコントールしたら単調な話し方にはならないのでは」とアドバイス。
俳優のマイコさんは、「話すとき、おじけづいてしまう」のが悩み。ボクは「おじけづくことは大事。立て板に水の如く話す人の話は心に残らない。おじけづいたり戸惑ったりしながら、ことばを発するほうが、聴きやすい」と答えた。
食事と一緒で「噛んで含める」ように話すと伝わるという話もした。
一本調子の話にならないためには、「明朝体で話す中にゴチック文字を入れたら際立つ」と例え話をした。
質問に答えながら、ボクの「ことばの引き出し」が開いて、いい湯加減のシャワーが出てくる。質問のおかげさま。
ボクのところに旧知の方から感想メールが来た。
「先程はとっても『いい湯』に参加させていただき誠にありがとうございました。 楽しく、気軽に参加できるのがclubhouseの魅力ですが、 その中で質の高いルームに参加させていただけると、幸せな気持ちになります。 間のとり方、相槌、エビデンスとエピソード …村上さまはじめ、皆さまから学ばせていただいたこと、即実践いたします」
「村上さんのお話は、言葉一つひとつが宝石のようで、サラッと語られても輝きがあり、普段は聞き流しているクラブハウスのトークですが、メモが手放せません」
住職の細川晋輔さんは、「耳幸せな時間だった」と言ってくれた。
ボクの耳も喜んでいた。
きょうは、1時間半くらいの「長湯」になってしまったが、ほとんどの人が湯舟から上がらずに、長湯を楽しんでくださった。
また、明日9:20、朝風呂にお越しあれ。