白駒妃登美さんに「ムチャブリ」。
「たんばことば磨き塾の冒頭30分だけ、ミニ講演していただけませんか?歴史上の人物のことばというテーマで」
テーマまで指定するとは、なんと厚かましいことだ。
でも、優しい妃登美さんは、2つ返事で引き受けてくれた。
●細川ガラシャの歌「ちりぬべき時知りてこそ 世の中の 花も花なれ人も人なれ」~散り際でジタバタしない覚悟。11年前大病したとき、覚悟を促してくれたことば。
●日本女子大を創設した広岡浅子(ちなみに初の女性校長の井上秀は、丹波の人)~遺言はなかったが、「日頃の言動を遺言と思うように」と言っていた。きょうが人生最後の日と思い、後悔ないように生きようと思っている。
●全盲の国学者 塙保己一~ろうそくの灯りが消えたのに気づかず、「
暗くなると書物が見えぬとは目明きとは不自由なものじゃ」。不自由を不自由とも思わない考え方。
●藤田東湖~「国難襲来す 国家の大事といえども
深慮するに足りず 深慮すべきは 人心の正氣の足らざるにあり」
国難(黒船の来襲)がやってきた。国家の一大事とも言えるが、深慮 憂慮する事は無い。いちいちどうにもならないことを考えてもどうにもならない。深慮すべきは、人々の正氣が足りないことである。(正氣とは、天地にみなぎる氣)。憂慮すべきは、日本人が正しく生きていない、その日暮らし、他人事他人任せで、日本の将来に対して、自分事としての関心、使命感を持てていないことである。
そのあと、長田弘さんの質問に答えるワーク。
素適な表現が続々。
●窓の向こうには何が見えますか
ワクワク。きょうの予定。笑顔の子のアップ。
●道の向こうには何が見えますか?
夢。未来の予定。人の暮らし。人生の手本。虹。
(一瞬だけ、マスク外して)