たんばことば磨き塾(23日)。
和久医院の和久晋三先生をゲストに迎えた。
和久先生は、診察室に来る患者さんを、いかにして笑わせるかを考えている。陽転思考の人だ。
「薬飲んでますか」と詰問せず、「昼の薬、余ってませんか?」と具体的
に聞く。「老眼」というと角が立つ。「眼精疲労」と具体的に言う。血圧測定の結果、数値が高いときは「血圧上げてきましたね~」と笑いながら言う。
和久先生は、マスクをすることが義務のようになっている風潮やPCR検査の実態について話してくれた。これについては後述する。
和久先生に、代わる代わる塾生たちがインタビューした。
幼い頃、医者通いが続いたので、患者の気持ちがわかる和久先生の人柄が、よーくわかった。
ある人が、こう聞いた。
「夫に糖尿病の持病がある。病院通いが続いているが、先生のことばに左右されている。結果がよかったか悪かったか、ただいまの声を聞いただけでわかる。先生は、患者さんにどんなことばかけをしていますか」と、程よい自己開示しながら、和久先生の心の扉を開けた。
「通院するだけでスバラシイ」「道ですれ違っただけでも褒める」
医者のことばは、想像以上に患者に影響を与えていると思うから、
陽転思考でいるように心がけている。
そんな和久先生に、みんなが親近感を持った佳き時間だった。