親譲りではないが、無鉄砲で子どもの頃から損ばかりしている。
よく考えもしないで行動するから、よく叱られた。
ほんとうに、叱られてばかりいた。
四畳半に正座させられて、鬼の形相の父から、コンコンと説教された。
押し入れに入れられたり、外に放り出されたりした。
一人息子だから、厳しく育てようという意図があったのかもしれない。
その証拠に「詫び状」が、いくつも残っている。
1964年10月7日の詫び状。11歳の時だ。
1.口ごたえをしない。
ということは、素直に謝らずよく口ごたえをしていたということだ。
2.大きい声を出さない。
ということは、感情的になって、大声でわめいていたのだろう。
3.自分の約束はぜったい守る。
自分の約束をはたしてから、約束のさいそくをする。
ということは、自分から守ると言ったことを棚上げして、
親に約束の催促をしていたということだ。
その後も、決意表明やら誓約書やらを何度も発行している。
まったくもって、懲りない輩だったのだ。
青い以前の問題で、恥ずかしい限りだ。