全国8ケ所で開催している「ことば磨き塾」も、いまは自粛中。
だが、塾生たちは、嬉しいことば使いを忘れていない。
LINEで、自粛にもかかわらずよかったことを聞いてみた。
●反抗期の子どもが、学校も塾も休みでゆとりが出来たのか優しくなり、料理にハマって、夕食の用意をしてくれた。なんと鯛のお刺身まで。ただし、将来は、包丁を持つ板前でなくメスを持つ外科医になりたいらしい。
●焼夷弾が落ちてくるわけでもなく、防空壕に避難するわけでもなく、
家にずっといるだけなんだから有難いこと。
●義父と一緒に過ごす時間が増え、会話も増え、よりよい関係になれた。
●あたりまえだった幸せに気づけた。
●雑巾がけが日課になり、家がピカピカになった。
●友人知人に手紙が書けてよかった。そんな時間が持ててよかった。
●ミシンを久しぶりに使い、子ども用マスクを手作り出来た。
考え方一つで、ステイホームがエンジョイホームになる。
いま大型連休中の帰省や旅行の自粛の呼びかけが行われている。
しかし、自治体のトップの言い方一つで印象が変わる。
高速道路のパーキングエリアで検温し、「マズイところに来てしまったと後悔してもらえばいい」と強い調子で言った知事発言は炎上した。
一方で、「会いたいからこそ、今は会わないようにしませんか。それが収束を早めます」と訴えた県には、「素適なメッセージが心に響いた」と賛意が寄せられた。非常時こそ、とっさのひとことが問われる。
(島根県の呼びかけ)