シャナナTVの「縁たびゅう」の収録。
今回のゲストは、将棋の今泉健司四段。
彼は、七転び八起き人生を歩んだ末、
41歳にして、念願のプロ入りを果たした。最年長記録である。
藤井聡太七段の最年少プロ記録は破られても、41歳の最年長記録は、まず破られないのではと、今泉さんは自負する。
本当に、不屈の闘志。よく挫折しなかったものと思う。
いや、正確には、挫折しかかったり横道に逸れかけたりしたことはある。だが、彼は夢を叶えた。この日、色紙に書いたように「うまくやるより全力でやる」精神を貫いたからだろう。
将棋も生き方も全力だ。いつも「今」を「全力」で生きている。
それは声にも表れている。まっすぐな声だ。通りのいい声だ。
今泉さんの選んだ縁その壱は、なんと村上信夫。不肖私メである。
彼が、26歳の年齢制限で奨励会(プロ棋士の養成機関)を去る日、
ボクが贈ったことばが、その後の彼を支えたというのだ。
ご縁その弐は、介護施設で働いていたときの師匠の藤川紀代子さん。
いのちの瀬戸際を支える仕事をして、「今」がいかに大切かを教えられた。
ご縁その参は、連れ合いの大原千里さん。姉さん女房の彼女は、
「ことば」で彼を支える。嬉しいことば、幸せになることば、力の湧くことばを筆文字で表現して、彼を励ます。
今泉健司さんの最初の配信は、6月1日(月)からの予定。
11:30~と20:30~の毎日2回配信。
翌週からは、アーカイブでいつでもどこでも見られる。
(オールスターキャスト 後列右から2人目が大原千里さん)