「自然体」という形容詞はよく使われる。
ボクの目の前に座っている女性は、まさに自然体。
それが何故か、インタビューしてわかった。
「たんば女性STORY」のゲスト、荻野夏希さん。
大阪から丹波に来て12年。
五感で四季を感じられる丹波が、すっかり気に入っている。
子どもとお散歩しながら眺める丹波の風景。
日々変化する「風景には退屈がない」という。
夫の農作業を手伝いながら、祖母や義母と味噌を仕込みながら、
食への思いにも変化が出てきた。
小学生中学生の頃は、「辛いことも楽しいことも何もない」時代。
高校生の頃も、「何かに打ち込むこともない」時代。
将来の夢は「主婦」だった。
23歳で結婚し、望み通り主婦になった。母親にもなった。
自分を抑えてきたが、人の役に立ちたいと思い、
心理カウンセラーの勉強を始める。
そうしたら、「自分のことがわかっていない」ことに気づいた。
自分が何が好きで何を喜ぶのか、わからなかった。
そうして、巫女の創作舞「天麻那舞(あまなまい)」と出会う。
天と地と人を繋ぐ「麻」を使った舞だ。
舞いながら、自分にまとわりついたものをそぎ落としていく感覚があるらしい。自分の身体の軸にぶれがないよう意識する。構えず自然体になっていく。自分がそこに「いる」という感覚ではなく、そこに「ある」という感覚がわかってくる。
だから、荻野さんは自己主張たっぷりに、そこに「いる」のではなく、
ただそこに「ある」存在となっていた。だから自然体だったのだ。
荻野さんが登場する「たんば女性STORY」は、
5月5日と12日、FM805で20:00~放送。
アンコールは、その週の土日10:00~。
サイマルラジオなら、日本中世界中で聴ける。
(↓以下3枚は、大河内悦子さん撮影)
(↑左側の真ん中が荻野さん)
(↓富士浅間神社での奉納)