U25ことば磨き塾修了 | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

U25ことば磨き塾は、この日(24日)修了した。

2013年5月から学生ことば磨き塾としてスタートし、まる7年。

若者たちの変化をつぶさに見ながら、

若者たちから吸収することも多く、大いに楽しみにしていた塾だ。

諸般の事情から、大阪ことば磨き塾と合併する形にして、

「U25」という看板は降ろすことにした。

実に名残惜しいが、ここで培ったことを、それぞれが「嬉しいことばの伝道師」となって、伝え広めてもらえたら、これにすぐる喜びはない。

 

この日は、3時限授業の形にした。

まずは、「15秒プレゼン」にチャレンジ。

いきなりは難しいので1分プレゼンをして、それを15秒に濃縮してプレゼンしてもらった。テーマは「自分の得意技」。

1分では散漫だった内容が、15秒になるとビシッとしまった。

みんな、さすがの適応力、瞬発力。

 

続いては、U25の売り物「△探しのコミュニケーション」。

テーマは、東京オリンピックの開催は是か非か。

NHK2020ソングを歌い、放送のスペシャルナビゲーターの

嵐は年内で活動休止を予定しているのに、延期したらどうなるのか。

選手生命の時間は戻らないから予定通りやるべきだ。

メディアを信じすぎると判断が出来なくなる。

延期したら、選手村や競技場の使い方を考えたらいい。

無観客になったら、、有料オンラインで見られるようにしたらいい。

嵐の心配が飛び出すあたり、さすが若者だ。

コロナの制圧か経済の立て直しか、オリンピック開催については、

複雑な問題が絡みすぎていて、なかなか△の折衷点を見つけるのは難しい。ただ耳目をそばだてながら、「自分軸」を見失わないようにしてほしい。何度も彼らに言ってきたことだが、正解か不正解かという二者択一ではなく、別解(自分なりの考え)を持つように意識してほしい。

この話し合いをした直後、

東京オリンピック開催の1年程度延期が決まった。

 

締めくくりは、「ほめことばのシャワー」。

1人ずつ、全員から思い思いに「ほめことば」をかけていく。

15秒プレゼンで培った端的なことばで。

みんなマシンガントークのように、次から次に「嬉しいことば」が飛び出す。聴いていて実に心地がいい。人のアラ探しをやめて、人のよかった探しをすることを習慣にしてほしい。

あっ、その前に自分自身のアラ探しをやめて、自分褒めをしてほしい。ことばが人生を作っていくのだから。

 

(東京オリンピック開催賛成派)

(東京オリンピック開催反対派)

(田代翔吾くん いちばん長い付き合いだね)

田代くんへのほめことばシャワー

「肌年齢が若い」「ファションがユニーク」「愛されキャラ」「頼れる存在」「マメ」「気遣いが出来る」「人生を変える影響力がある」「継続力がある」…

(小林雅史くん 1人でも来てくれたね)

小林くんへのほめことばシャワー

「やさしい」「感謝の心がある」「有難うが言える」「ありのまま感が増している」「とことんやる」「大人だ」…

(金丸隼平くん オーダースーツかっこいいね)

金丸くんへのほめことばシャワー

「ぶっちぎりオシャレ」」「自分を持っている」「人のために働いている」

「話をよく聞いてくれる恩人」「端的にまとめるのがうまい」「やさしい」…

(日川侑弥くん 毎回髪型が違ったね)

日川くんへのほめことばシャワー

「人の目を見て話す」「好奇心がある」「地頭がいい」「頭の回転が早い」「判断力がある」「周りに流されない」「笑顔がかわいい」「パーマが似合う」…

(北中志歩さん 初参加だけど存在感あったよ)

北中さんへのほめことばシャワー

「ずっと笑っている」「悩みを打ち明けられる」「アクティブ」「手段が明確」「初めて感がない」…

(中川千都子塾頭と2人ぼっちの打ち上げ)