山形まで種まきに行ってきた。
今年の山形は、まったく雪が降らない。
山形市内も積雪ゼロ。
ニュースを見ていたら、雪乞い神事をしていた。
スキー場も、雪まつりの関係者も空を見上げて嘆いている。
内外情勢調査会山形支部に呼んでいただいた。
支局長の渡邊さんは、ボクのラジオを聴いてくれていたそうだ。
特にサヘルローズさん出演の回が印象に残っていると言ってくれた。
今回も「有難う」の話を30分くらいにわたって話した。
講演時間の3分の1くらいを割いた。
そうしたら、山形市周辺の方言では「ありがとうさま」というと教えてもらった。「ありがとう」に「さま」がつくなんて素適。
ちなみに置賜地方では「おしょうしな」、庄内地方では「もっけだの」というらしい。なかなかに方言の響きは心休まるものがある。
だが、「有難う」には、大切な意味がある。有難し。あたりまえのことは何一つないと自分に気づかせることばなのだ。
帰路、赤湯駅で途中下車し、八木文明さんに会ってきた。
同い年の気楽さ、感性の近さ、話していて心地よいのだ。
白鷹町にある蕎麦屋に案内してもらった。
道すがら、素晴らしい雪の花が咲いていた。
雪が降らないと言っていたのに、たまたま雪になり、
白銀の世界に誘ってもらえた。
これもあたりまえでないこと。ありがとうさま。
(八木文明さんと)