大阪ことば磨き塾の4月のリポートに、
この塾は、変身塾になりつつあると書いた。
ますます、その色合いを濃くしている。
4月、「笑うにはどうしたらいいですか」と聞いてきた女性がいた。
その女性は、5月、ニコニコしながら現れた。
そして、今月、「こんばんは~」と明るいはっきりした声で現れた。
「元気だね」と声をかけると、「だって先月約束したでしょ」と。
塾長は、約束したことをすっかりお忘れになっていたようだが、
彼女はしっかり覚えていて実践してくれたのだ。
しかも、この日、彼女は右手にぐるぐる巻きの包帯をしていた。
タクシーのドアに挟まれて小指骨折の大ケガを追っていた。
だが、「これにも何か意味があるんです」とニコニコしている。
すごい変身!
もう一人、人前で話すのが「苦手」を連発していた女性。
「苦手」は「どこ吹く風」とともに、どこかに消え去った。
この日の塾長へのインタビューでも、次々ことばが出る。
明るく開けっぴろげ。だから答え手の扉も開きやすい。
「変化」を意識していけば、必ず「変化」がある。
変わることは、新しい自分に出会う、この上なく楽しいことだ。
2人の表情から、それがにじみ出ている。