兵庫県加東市に種まきに行ってきた。
加東市は、東条町、社町、滝野町が合併して誕生した。
昨日は、旧滝野町の滝野文化会館で開かれた
高齢者大学の合同講座の講師として招かれた。
昨日(6月22日)は、母の誕生日。
生きていれば88歳。会場には、母の年頃の方もいる。
この高齢者大学は、60歳以上なら誰でも参加出来る。
卒業出来ない、卒業しない大学で20年以上通う人もいる。
日頃は、書道・園芸・オカリナ・ちぎり絵、コーラスなどのクラブ活動に勤しみ、月1回の教養講座で学ぶ。
開演5分前の楽屋に、突如親しげに現れた御仁がいた。
聞けば、毎回のように講師の楽屋の表敬訪問をしているとか。
終演後も「いままで聞いた講演でいちばんよかった」と、
わざわざ言いに来てくれた。
終演後に来たもう一人の男性。
ニコニコしながら、「いつもかみさんと寝る前に、明日も元気に会おうね」と挨拶していると言う。明日が来るかわからないから?と聞くと、
またニコニコしながら、「本を読むため、別々の部屋で寝ているから」と言う。
講演中、一人で食事するときも「いただきます」を怠らないという方にマイクを向けたら、91歳だという。「いのちをいただいているわけだから、
91年間忘れたことはない」そうだ。いいお顔をされていた。
ボクも、まもなく前期高齢者の仲間入りを果たすが、まだまだひよっこ。
先達から大いに刺激を受けた。
(レンガ色の建物が滝野文化会館)