ビリギャルだった小林さやかさんと連日会った。
それも、昨日は、東京・下北沢で。
きょうは、北海道・札幌で。
いま、彼女は、札幌新陽高校でインターンをしているのだ。
レンタカーで札幌に向かっていると、
新陽高校の荒井優校長から連絡が入った。
「14時からの授業で、生徒たちに話してください」
(えっ!?4分前じゃん!)
学校に着いたのは、14時10分ごろ。
つくやいなや、1年2組の教室に連れていかれた。
社会科の授業中におじゃまする形で、
「いきなり授業」をすることになった。
あせったようなことを書いているが、
実は、ムラカミは、こういう予定調和でないの好き。
アナウンサーの仕事やら、伝えると伝わるの違いやら、
ことばの取扱い方やら、30分くらいの限られた時間でまくしたてた。
生徒たちも、質問すると次々手を上げて答えてくれ、
双方向の授業になった。
さてさて、ビリギャルだった小林さやかさんは、
新陽高校で何をしているかといえば・・・「校長の右目」なのだ。
すでに右腕という役割がいるので、彼女は、右目だという。
こういうわかったようなわからないようなファジーな感じも好き。
先生でもない生徒でもない立場で、学校を俯瞰して、
元ビリギャルとしての「経験値」を生かし、
彼女なりに出来ることを探していく自由な立場なのだ。
4月に赴任したばかりだが、すっかり溶け込んでいる。
小林さんは、大学に行くことや偏差値を上げることより、
「自分で考えて、自分の意思で、ワクワク挑戦することを見つける」
お手伝いをしたいと思っている。
その新陽高校とは、どんな高校なのかは、次回。
(荒井優校長、小林さやかさんと)