映画「恐竜の詩」完成! | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

(挨拶をする谷口進一市長 映画にも本人役で登場)

(中央マイクを持つのが近兼拓史監督)

 

丹波市を舞台にした映画『恐竜の詩』が完成した。

24日、丹波市限定の先行上映会が行われ、

出演者の一人として招待を受けた。

撮影は、ほぼ1年にわたり、

市内6町から、のべ1000人がエキストラで参加。

谷口市長をはじめ、地元からも「本人」の役で何人もが出演した。

ムラカミも、高校放送コンクール審査員役でロケに参加した。

本番でもカットされることなく、10秒ほど出演していた。

 

映画には、もれなく丹波のスポットが紹介されている。

ボクは、静かな音と手作業のアップだけで見せた丹波布のシーンが

印象に残った。

映画の撮影に関わるというめったにない機会を得て、

協力した人たちは高揚していた。

上映会でも、馴染みの場所や顔見知りが出るたびに、

どよめきが起きていた。

 

映画のあらすじ。

丹波市で、新種の巨大恐竜(丹波竜)の化石が発見された。

静かな山里は世界的ニュースに大騒ぎ、

町おこしの大チャンスと色めき立つ。

しかし、過疎の町には予算がない。

起死回生のアイデアを求めて、

市長は旧知の商社役員に助っ人を依頼する。

だが、「腕利きを行かせる」との約束とは裏腹に、

やってきたのは冴えない中年男の澤田だった。

これはダメだ......とあきらめムードのなか、

澤田は「予算が無いなら節約で!」と、町おこし予算捻出のため、

「ジェネリック家電を活用する」という大節約運動を提案する。

街をあげての“つもり貯金”で、

到達不可能と思われた町おこし予算は、現実のものになっていく。

 

一方その頃、子どもたちは密かな話題で盛り上がっていた。

澤田の息子が、恐竜の化石発掘地点の近くで、

雷鳴と共に謎の巨大な卵を発見する。

そこから産まれたのは小さな恐竜の赤ちゃんだった…。

 

1億1000 万年前の地層が山頂に露出する摩訶不思議な地形、

壮大な自然が美しい丹波市を舞台に繰り広げられる

大人たちの奮闘と、子どもたちのひと夏の大冒険。

果たしてその先に待っているのは......。

 

なにげない街で、映画撮影が行われたということは、

確かに地域活性化にはなったことだろう。

だが、丹波のプロモーション的映画が、全国でどこまで通用するのか・・・6月1日から全国公開が始まる予定だ。