若いってスバラシイ! | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

春の陽気に誘われて、山梨県甲府市まで種まきに行ってきた。

甲府市男女共同参画フォーラム2018の講師として招かれた。

 

会場の甲府市総合市民会館芸術ホールのステージ。

ボクの講演の前に、アトラクションとして、

甲府商業高校ソングリーダー部が演技を披露した。

ソングリーダーとは、チアリーダーとは違う。

応援の掛け声をかけたり、ピラミッドを組んだりしない。

ポンポンなどの小道具を使いながらダンスを披露する。

チアリーダーから派生した、よりエンターテイメント性の高い

競技ダンスだ。

去年3月、アメリカ カリフォルニア州で開かれた世界大会

「ミスダンスドリルチーム インターナショナル inUSA」で、

甲府商業高校ソングリーダー部が優勝し、世界一となった。  

そして、今年1月の全国高校ダンスドリル冬季大会でも優勝した。

いわば世界一、日本一のパフォーマンスを見せてくれたのだ。

 

そのあとにステージに出ていくと、若いエネルギーの余韻があった。

ボクもエネルギッシュな講演にした。

会場に彼女たちも残り、聞いてくれた。

終始にこやかに、あいづちを打ちながら、うなずきながら、

素直に聞いてくれるから、とても話しやすかった。

市会議員のオジサマ方も10人くらい、最前列に陣取り、

最初から最後まで聞いてくれた。

当初、硬めの表情も、彼女たちにつられ、しだいに和んでいった。

 

かつて「若いってスバラシイ」という流行歌があった。

まさに、若いというだけで素晴らしい。

何より素直なのがいい。吸い取り紙のように、なにごとも吸収する。

屈託がないから、周囲を明るいオーラで包み込む。

前途洋々とした若さは、やさしい、やわらかい気持ちにしてくれる。

彼女たちの前途を守るのは、先に生まれたものたちの責任だ。

その前途を、嬉しいことばを意識して使うことで守らねばならない。

 

(若いエネルギーに囲まれて)

(武田神社にも参拝してきた)