講演後、川越の街を散策した。
「小江戸」と呼ばれる街並みは、
江戸時代にタイムスリップしたみたいに思える。
川越は、明治26年、大火に見舞われた。
以来、耐火建築である蔵造りの街並みが出来上がった。
風情のある散歩道だ。
その川越の総鎮守が、川越氷川神社。
1500年前の古墳時代に創建されたという由緒ある神社だ。
縁結びを願う人たちが多く訪れる。
ここのおみくじはユニーク。
赤い鯛は「一年安鯛おみくじ」、ピンク色の鯛は「あい鯛みくじ」。
鯛のしっぽにおみくじが挟まった鯛を
竿で釣り上げて自分の運勢を見る。
この神社の例大祭が、29台の山車行列で知られる「川越まつり」だ。
毎年秋に、高さ8メートルもある「たっぱ」の高い見上げるような山車が
情緒ある街並みを行く。
現役の山車が展示してある川越まつり会館にも立ち寄った。
街のシンボル「時の鐘」。
寛永年間に建てられたが、明治の大火後再建された。
およそ400年間、時を刻んできた。
いまも、一日4回、鐘の音が聞ける。
川越には、「時薫る街」という素適なキャッチフレーズがある。
時間ギリギリに着いたが、あとは時の経つのも忘れ、
ゆっくり散策を楽しんだ。
(扁額は、勝海舟の揮毫)
(鯛みくじ)
(神社の隣にある氷川会館で講演した)
(昔懐かしい街並み)
(時の鐘)
(川越まつり会館)