銀座で種まき | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

金屏風を背にして講演。ちょっと晴れがましい。

東京都内での講演は珍しい。しかも今回は、銀座のど真ん中。

昨夜、ザ・シチズンズ・カレッジの講師として招かれた。

この講座は、今期で115期。来年で50年を迎える歴史がある。
世界的数学者の岡潔さんの提唱で創設された。
当時の主な支援者は、

草柳大蔵、渡部昇一、多胡輝、船井幸雄、扇谷正造、松原泰道、

樋口清之、黛 敏郎、金田一春彦、外山滋比古、塩月弥栄子…。
現在までの講演回数800回あまり、受講者数およそ43万人で、

そうそうたる顔ぶれが講師をつとめてきた。

今期も、椎名誠さん、猪瀬直樹さんに続いての登板。

2人の講演も聞きに行って、満を持して臨んだ。

 

18:45スタートという時間帯、銀座という場所柄、

勤め帰りの人が多い。

仕事の参考にしようと、

一言も聞き漏らすまいといった空気が感じられる。

今回のテーマは、「次世代に伝えることばの力」。

伝える相手を意識して、相手が喜ぶことばを使うことによって、

人間関係は円滑になる。

想いが伝わるには、

どういうことばを選べばいいか、よくよく考える必要がある。
ことばの意味を知った上で、口に出して使わないと、

ことばは次世代に伝わらない。

こういう話を、余談を交えながら懸命に話した。

 

感想を読むと、全力で伝えた甲斐を感じる。

「話の底流に愛が流れていて感動した」

「相手の心に寄り添って、ポジティブなことばを使おうと思う」

「無意識に発することばを、どう意識して昇華させるか、

 今後の生き方に繋がるような気がする」

「見返りを求めない愛の一声を励行したい」

「余談を入れるタイミングが絶妙」

「間を取ることを楽しめるようになりたい」

「当たり前に口にしていることばの意味を意識して発信していこう」

自分の人生が変わるくらいの影響力のある時間だった」