神戸から丹波に回り、恒例のFM805たんばの収録。
この時期の丹波盆地の冷え込みは格別だ。
保温保湿のマスクが欠かせない。
さて、今回のゲストは、丹波市地域おこし協力隊の中川ミミさん。
本名は、ファテラワルク・トイさん。
ファテラワルクとは、エチオピア語で「金の糸を紡ぐ」の意味。
トイは、アメリカ人の夫の姓。
中川は、父の姓。
ミミは、エチオピアで「小さな女の子」の愛称。
日本では、中川ミミで通している。
1981年、エチオピアの首都アジスアベバで、
日本人の父とエチオピア人の母の間に生まれた。
父は、旅行中に、母を見染めたらしい。
生まれてすぐ、父の仕事場がある丹波市に移住し、帰化した。
15歳で、インターナショナルスクールに通うため、大阪で一人暮らしを始めた。
アメリカのカルフォルニア州立大学に進学し、社会貢献活動に取り組む。
国際協力のNGOで、およそ10年間働く。
その間、28歳で、大学時代に知り合ったアメリカ人男性と結婚した。
34歳にして、19年ぶりに、丹波市にUターンした。
これまでの経験を生かし、空き家の有効活用の仲介に勤しんでいる。
今年、女の子を授かり、「紡」と名付けた。
グローバルな環境で生きてきたからか、バリアがない。
丹波だとか、エチオピアだとか、アメリカだとか、こだわらない。
地球人なのだ。
語り口も、よどみなくわかりやすい。
しっかりした自分の考えを持っている。
これからの丹波に必要な人材だと思った。
中川ミミさんの放送は、
新年明けて、1月3日、10日19:00~。
アンコールは、その週の土曜日曜10:00~。
サイマルラジオで世界中で聞ける。
(中川ミミさん)