ことば磨き学生塾も第一期の修了日。
今夜は、結果的に4時限授業となった。
ムラカミ塾長は、最初から決め打ちではなく、臨機応変が好きなのだ。
やりながら、方向を考えていく。
この日、まずは△探し。前回長過ぎた感があったので、
今回は、30分にしようと提案したら、20分でメドがついた。
それもこれもファシリテーターの見事な仕切りがあったればこそ。
テーマは、高畑事件をきっかけに『親の責任』について、
大人とは違う視点で話し合おうということになった。
年齢で線引きするのか、親子の距離感の測り方、そもそも責任とは?・・・
短時間だが密度の濃い討論だった。
それもこれも、水の向け方、実に的確な方向性のつけ方、まとめ方・・・
ファシリテーターの小室ひなさんが、小気味良い捌きを見せてくれた。
討論の途中で、「ちょっと間をおいて考えをまとめください」とシンキングタイムを作り、
考えを熟成させる時間をとったのも秀逸。
発言したあとに、必ず「有難うございました」というのも秀逸。
社会性のある問題について無関心なのは考えものだ。
他人事にしない、我が事のように考え、△を見つけていくことは、とても大切なことだ。
2時限目は、「嬉しいことば辞典」作成。
若者らしい例題が出た。
へたくそ→伸びしろがある
腹黒い→小悪魔
自己チュー →芯がある
嫌い→ここを直してくれたら、もっと好きになるよ
甘やかされてきたんだナ→周囲の人に大切にされてきたんだネ
何考えてるかわからない→ミステリアスで魅力的
チャライ→遊び心がある
出ていけ!→頭冷やしておいで
3時限目は、自分褒め1分トライアル。
これまでは、西山剛史くんの13個が最高記録。ほかの塾でもこの記録は破られていない。
「きょうの自分」を褒めることばが、次から次に飛び出す。
13個、12個と西山くんに迫る勢いの記録も出た。
西山くん自身も15個と自己記録を更新した。
だが、さらに上がいた。16個自分褒めが出来た金丸純平くん。
この日初参加だったが、ついに日本記録達成!
「部屋を片付けられた」「よく眠れた」「バスで席が譲れた」「トイレに行けた」
「朝ごはん食べられた」・・・こういう「あたりまえ」の貴重さに気づけばいいのだ。
4時限目は、嬉しいことばの1分スピーチ。
一人一人の性格が滲みでる。日本の将来はまだまだダイジョウブと思わせられる。
「病気で死ぬ寸前の飼い犬の絞り出すようなワンの一声に背中を押された」という
スピーチに心動かされた人が多かった。
テンポよく進み、学生たちも満足そうだった。
次期からは、こういう短時間にいくつかに科目をこなすやり方もいいなと思わせられた。
来期の塾生募集中。第二期スタートは、10月25日(火)。
申し込みは、
kotobamigaki.gakusei@gmail.com(浅井さん)まで。
(嬉しいことば大賞の松田昂大くん)
(皆勤賞の小室ひなさん)
(皆勤賞 幹事役も完璧にこなした浅井映美子さん)
(ゆるやかに幹事もバトンタッチ)