宝塚ことば磨き塾は、この日も塾長へのインタビュー。
テーマは、「場所」。
宝塚の塾生は、人生経験豊かな人が多いせいか、
「淡々」と聞きたいことを聞いてくる。
ここにくる足取りが重い、来てもすぐ帰ろうかと思うと言いつつ、
一度も休まず、始まればニコニコしている人がいる。
この場所には、何らかの「磁場」があるにちがいない。
ボクにとっても、ある意味気の抜けない、ある意味気のおけない素適な「場所」だ。
そういえば、この場所について聞いた人はいなかった。
心地よい場所は？
将棋で最初に駒を動かす場所は？
生まれた京都という場所は？
引っ越しでいろんな場所に行ったと思うが・・・
甲子園が好き。ムラカミさんは？
海外でいったところでカルチャーショック受けたところは？
訪ねた場所で印象に残る食べ物は？
素朴にこねくりまわさず聞きたいことを聞く。
素朴な質問には、素朴な回答をしやすい。
相手が飛びつきやすい「キーワード」を持ちだす。
京都や甲子園、将棋は、ムラカミの食いつきやすいエサだ。
聞き手の笑顔は、心の扉が開けやすい。
今回も、マトリョーシカ現象。
次々無防備になって扉が開いたムラカミは、終始、多弁であった。
